プリウスPHVのリース料金を比較していきたいと思います。
プリウスPHVはトヨタから販売されているプリウスに「リダクション機構付THS-II Plug-in」が採用されたモデルです。
PHVはPlug-in Hybrid Vehicle)の略称でPHEV (Plug-in Hybrid Electric Vehicle)と表記されることもありますが意味は同じです。
いわゆる電気自動車の一種で、家庭用コンセントからバッテリーを充電することでエンジンを使わなくても走行することができるようになっています。
市場に出てくるようになったのは2012年ですが、当時はまだバッテリーの性能が良くなく走行距離が短いことに加えてバッテリーを充電するためのスポットがほとんどなかったので当時の売れ行きは微妙だったようです。
しかし現在ではこれらの問題は解決されており、2017年のモデルチェンジ後は1年間で2万台以上売れたようです。
ただしその後は月1000台ぐらいのペースに落ち着いているようです。
最近は災害が増えていることからバッテリーを外部電源として使えるようにもなっており、太陽光発電システムから充電もできるようになっています。
今後はスマートホームに電気自動車を利用する家庭も増えてくるでしょう。
新車購入とリースの差
車に乗る方法としては新車あるいは中古車を購入する方法とリースを利用する方法があります。
どちらの方法にも一長一短があるため経済状況やライフスタイルに合わせて使い分けるのがいいと思います。
- 支払総額が安くなりやすい
- 仕様に制限がない
- 維持費のみで車に乗り続けることができる
<リースのメリット>
- 頭金不要
- 月々定額で乗ることができる
- メンテナンスプランもあるので急な出費が必要ない
- メンテナンスも丸投げできる
- まとまった費用が必要になる
- 車検などのメンテナンスを自分で管理する必要がある
<リースのデメリット>
- 支払総額が高くなりやすい
- 途中で解約することができない
- 走行距離に制限がある
- 原状回復の義務がある
プリウスPHVを購入すれば今後10年は安心して走れると思いますが、まだそれなりの価格なので費用が準備できないという方もいるでしょう。
無理して乗ることもないと思いますがそれでもPHVに乗りたいと思っている方はリースを利用して負担を分散するのもありだと思います。
リースはこんな人におすすめ
上記のことを踏まえるとカーリースは次のような人に向いています。
カーリースに向いている人
- まとまったお金が用意できない人
- 月々の負担を一定にしたい人
- 維持管理を丸投げしたい人
- 決まった期間だけ車が必要な人
特にカーリースは一定の期間だけ車が必要になったという方、例えば子供の送り迎えに数年間車が必要になったという方や、介護のために車が必要になった、単身赴任で数年間だけ車が必要になったという方に人気のサービスとなっています。
短い期間しか必要ないのにプリウスPHVは贅沢だと思いますが、家庭用としてずっと使いたいと思っているならプリウスPHVはいい車だと思います。
ハイブリッド車で燃費もいいですし家計にも優しいでしょう。
万が一の災害時の非常用電源にもなるのでいろいろな角度から利用を検討してみるといいと思いますよ。
おすすめのカーリース業者
一口にカーリースといっても業者によってプランが違えば料金設定も異なっています。
メンテナンスの範囲なども違うことがあるので契約の際はいろいろな業者を比較しておくのが重要です。
オリックス自動車
老舗リース業者の一つで、カーリースのシェアでも長年1位を獲得しています。
ディーラーとの結びつきが強く、需要が多いため1度に大量の車を仕入れることが多く、その分値引きできる金額も高くなっています。
そのためリース業者の中でも最安値で利用できることが多いです。
契約プランも5年、7年、9年から選択できるようになっており、リースにしては珍しく一定期間利用すると違約金なしで解約できるようになっています。
5年契約なら3年目から自由に解約することができるので短い期間だけ車が必要だという方にもおすすめです。
また残価設定もないためいちいち契約プランで悩む必要もありません。
業者選びに迷ったらまずはここで見積もりを取ってみるといいでしょう。
コスモスマートビークル
石油小売業者の大手であるコスモ石油が提供するカーリースサービスです。
2011年から参入しているいわゆる中堅組なのですが、圧倒的な宣伝力とガソリンスタンドで契約できる手軽さから瞬く間に大手の仲間入りを果たしました。
大手にはないメンテナンスの細かさと石油事業を生かした給油割引などがあるのも強みとなっています。
車種によってはオリックスよりも安くリースできることがあるので比較してみるといいでしょう。
現在はインターネットからも手軽に契約できるようになっているので近くにガソリンスタンドがないという方でも安心して利用することができます。
残価設定があったり契約後に車を買い取りたい場合にはプランを調整する必要があるので契約の際はしっかりと内容を理解したうえで行うようにしてください。
マイカー賃貸カルモ
2018年から新たにカーリースサービスを開始した新規参入業者です。
もともとIT業界にいた強みを生かして次々にほかの企業と提携し新たなサービスを提供しています。
その一つに中古車販売のガリバーがあり、現時点で車を持っている方は下取りからリース車の納車までを最短1日で行えるサービスも提供しています。
すべてがネットから完結する手軽さもあり今後は需要が増えると予想されます。
車の仕入れもオリックス自動車と提携しているので不安要素はありません。
契約期間も1年から11年まで1年単位で細かく設定できるのでライフスタイルに合わせやすくなっています。
メンテナンスプランには原状回復保証も付いているので運転に自信のない方でも気軽に利用することができるでしょう。
上記の2社と合わせて比較しておくと間違いないでしょう。
プリウスPHVの料金比較
先ほど紹介した3社でノートe-POWERのリース料金の見積もりを取ってみたところ次のような結果になりました。
契約条件 | オリックス | コスモ | カルモ |
---|---|---|---|
3年 | 要問合せ | 88,220円 | 要問合せ |
5年 | 67,320円 | ||
7年 | 58,630円 | ||
9年 | - | ||
11年 | - | ||
グレード | S セーフティーパッケージ 1800㏄ | S セーフティーパッケージ 1800㏄ | S セーフティーパッケージ 1800㏄ |
走行距離制限 | 月2000km | 月1000km (変更可能) | 月1500km |
オプション | カーナビ(標準装備) ETC マット | カーナビ ETC | カーナビ ETC マット |
頭金 | なし | なし | なし |
ボーナス払い | なし(変更可能) | なし(変更可能) | なし |
契約満了後 | もらえる(プランによる) | 買取可能 | もらえる(プランによる) |
残念ながらオリックスとカルモにはプリウスPHVがラインナップされていませんでした。
カルモはちょくちょくあるのですがオリックスは珍しいですね。
ただ両社とも全メーカー全車種に対応しているので問い合わせれば見積もりは可能だと思います。
コスモの見積もり結果を基準にして考えるとオリックスなら7年契約で5万6000円、9年契約で4万5000円ぐらいになると思います。
本体価格が300万円以上するのでリースにしてもそれなりの料金が必要になりますね。
ただ頭金を用意する必要がないので手軽に乗れるのは大きなメリットだと思います。
今後電気自動車が普及していけばもっと価格も安くなってくるでしょう。
まとめ
プリウスPHVは高性能バッテリーとエンジンを搭載したハイブリッドカーの一種で、分類的には電気自動車となっていますがバッテリーだけで走ることはまれだと思います。
バッテリーは電源としても利用できるのでアウトドアの際や災害iにも役に立つことは間違いないでしょう。
最近では充電スポットも徐々に数が増えているので出かけ先でバッテリー切れを起こす心配もほとんどありません。
世界的に見ても人気のある車なので電気自動車に興味がある方はぜひ検討してみてください。