カーリース満了後の無償譲渡と買取の差額

カーリース満了後の無償譲渡と買取の差額を比較していきたいと思います。

カーリースは契約満了時には以下の4つの選択肢からどうするかを選ぶことになります。

この選択肢はすべてが用意されているわけではなく業者によって大きく異なります。

例えば当サイトでお勧めしている3社だと満了後の選択肢は次のようになっています。

オリックスは7年以上の契約になると契約満了後に無償で車を譲渡してくれます。

コスモではオープンエンド方式で契約するかクローズドエンド方式で契約するかで選択肢が変わり、オープンエンド方式で契約した時のみ買取できるようになります。

カルモではオプションでもらえるプランというものがつけられるようになっており、これを付けると満了後に無償で譲渡してもらえます。

付けていない場合は買取になります。

今回は大手リース業者であるオリックスとコスモ石油で見ていきたいと思います。

条件を統一するために契約年数は7年、残価は20％で計算していきたいと思います。

N-BOXの場合

リース料金を見ると1ヶ月で2310円の差があるので84ヶ月だと約19万4000円の差がつくことになります。

このグレードだと残価は約28万円ぐらいになると思います。

よって契約満了時に買取を行う場合はオリックスの方が約47万円程度お得になるということになります。

アクアの場合

リース料金を見ると1ヶ月で4800円の差があるので84ヶ月だと約40万円の差がつくことになります。

このグレードだと残価は約40万円前後になると思うので買取を行う場合はオリックスの方が約80万円程度得をすることになります。

セレナe-POWERの場合

リース料金を見ると1ヶ月で4200円の差があるので84ヶ月だと約35万円の差がつくことになります。

このグレードだと残価は約60万円前後になると思うので買取を行う場合はオリックスの方が約95万円程度得をすることになります。

プリウスの場合

リース料金を見ると1ヶ月で2600円の差があるので84ヶ月だと約22万円の差がつくことになります。

このグレードだと残価は約52万円前後になると思うので買取を行う場合はオリックスの方が約74万円程度得をすることになります。

ノートe-POWERの場合

リース料金を見ると1ヶ月で4700円の差があるので84ヶ月だと約40万円の差がつくことになります。

このグレードだと残価は約38万円前後になると思うので買取を行う場合はオリックスの方が約78万円程度得をすることになります。

ミライースの場合

リース料金を見ると1ヶ月で6000円の差があるので84ヶ月だと約50万円の差がつくことになります。

このグレードだと残価は約20万円前後になると思うので買取を行う場合はオリックスの方が約70万円程度得をすることになります。

このように残価がなくてもオリックスの方がリース料金が安くなるケースが多く、しかも買取を行うことにすると残価分を支払わなければいけないので大きく損をすることになります。

今回はコスモ石油のスマートビークルを比較対象としてあげていますが、買い取るプランを用意している業者ならだいたい同じ結果になると思います。

唯一オリックスとコスモではコスモの方がメンテナンスが手厚くなっており、オリックスを利用している場合は追加でメンテナンス費用が必要になることがあります。

例えばバッテリーの交換であったりブレーキパッドの交換であったりタイヤの交換ですね。

とはいっても1年間でせいぜい数万円程度で毎年必要になるものでもありません。

そのためトータルで考えたらオリックスの方がコストを抑えられるでしょう。

リース満了後も同じ車に乗り続けたいと思っている場合はよく考えてから契約する業者を決めるようにしてください。

まとめ

一般的な乗用車や軽自動車をリースして契約満了後も同じ車に乗り続けたい場合は買取という選択肢があります。

しかし中には買取ではなく無償で譲渡してくれる業者も存在しており、大手のオリックスならリース料金も安くそのうえ無償で譲渡してもらえる可能性が非常に高くなります。

特に走行距離が短い場合は車の価値も高くなりやすいため、乗り続ける気がなくてももらっておいて売却することで利益を上げることもできます。

買取するかどうか悩んでいる方は後々考え方が変わっても臨機応変に対応してくれるオリックスを利用することをお勧めします。