カーリースのボーナス有りと無しの差を比較いきたいと思います。
カーリースの利用を検討したことがある方なら知っていると思いますが、リース料金の支払い方法を細かく分けると4つに分類されます。
- 月々均等払い
- ボーナス払い(ボーナス加算)あり
- 頭金有り
- ボーナス払い+頭金有り
リースの最大のメリットは頭金なしで新車に乗ることができることなので、上記のうち利用されるのは大半が月々均等払いとボーナス払い有りの2つになります。
ボーナス払い有りのメリット
ボーナス払いを利用するメリットは月々の負担を少なくできる点にあるでしょう。
サラリーマンなら年に2回のボーナスが払われると思いますが、金額にするとだいたい基本給の3倍~5倍ぐらいが平均だと思います。
中にはボーナスだけで400万円ぐらいもらう人もいるようですが、まあこういった人はあまりいないでしょう。
平均すると50万円前後ぐらいが一般的なもらえる金額なのではないかと思います。
ボーナス払い有りのリースではこのようにまとまったお金が入ったときだけ多めに払うことでほかの月の支払いを少なくすることができるというわけです。
ただ自分で望んでボーナス払いを有りにしたのならいいんですけど、中には最初からボーナス払いがありになっているのにもかかわらず均等払いだと思って契約してあとから公開したという方もいるようです。
そのため契約条件がどうなっているのかをきちんと確認しておく必要があります。
ボーナス払い有りのデメリット
ボーナス払い有りのデメリットはボーナスの月に負担が大きくなってしまうことでしょう。
業者にもよりますがボーナス払いはだいたい5万円~10万円プラスぐらいになります。
ボーナスをもらったとはいえリース料金だけにそれを当てられるという方はあまりいないと思いますし、ほかの支払いを考えたら結局一気にボーナスが飛んでしまったということにもなりかねません。
また先ほど言ったように知らずに契約してしまって後悔する人もいます。
なおボーナスが出ない人、例えば連帯保証人なしで契約した主婦の方だったり法人や個人事業主の場合はそもそもボーナス払い有りを利用できないので覚えておきましょう。
ボーナス払い有りと無しの差
ボーナス払い有りと無しには料金にどれくらいの差が出るのか調べていきたいと思います。
今回は普通車で最も人気のあるアクアでオリックス自動車で見積もりを取ってみたいと思います。
- 車種:アクア S 1500㏄
- オプション;カーナビ、ETC、マット
- 契約プラン:いまのりくん(5年契約)
- 均等払い・・・月々37,950円×60回
- ボーナス払い5万円・・・月々35,090円×50回 + 5万円×10回
- ボーナス払い7万円・・・月々30,690円×50回 + 7万円×10回
- ボーナス払い10万円・・・月々24,090円×50回 + 10万円×10回
これを見るとボーナス払い5万円ぐらいだとあまり大きな変化はありませんが、10万円まで上げると月々の負担も3分の2ぐらいまで軽減されていますね。
その分ボーナス時に支払う金額がそれなりに大きいですが、どちらの方がお得だと思うかは人それぞれでしょう。
重要なのは自分のライフスタイルに合わせて最適な支払方法を選択することです。
なおボーナス払いを決定する際に”ボーナス払い”と”ボーナス加算”で意味が違ってくるので自分で見積もる場合はその点に注意しましょう。
ボーナス払いはボーナスの時に支払う総額で、ボーナス加算はボーナスの時にどれだけプラスして支払うかということです。
例えばボーナス払い10万円ならその月の支払い金額は10万円ですが、ボーナス加算10万円だと毎月支払っているリース料金にプラス10万円という意味になります。
ボーナス加算になっている場合は支払いたい金額になるように毎月のリース料金を見て調節しましょう。
ボーナス払いの注意点
これは先ほども言ったことなのですが、業者によってはボーナス払いがあらかじめ組み込まれていることがあります。
リースする車を探していてやけに安い金額が提示されているのを見つけたことはありませんか?
宣伝文句としては新車に月々1万円で乗れるというような甘い言葉が使われています。
このような宣伝をしているプランはほぼすべてにボーナス払いが適用されており、車種によってはそれが10万円を超えていることもあります。
ボーナスで多めに支払っている分毎月の負担が小さくなっているだけなんですね。
個人的に特に目に余るのはカーコンビニ倶楽部のカーコンカーリースですね。
そういえば以前はしょっちゅうCMが流れていましたが最近全く見なくなりましたね。
もしかしたら宣伝方法に問題があって放送が停止させられたのかもしれませんね。
まあそれは置いといて、他にもボーナス払い有りきでプランが作られているものはたくあんあります。
契約プランの支払金額がやけにキリのいい数字になっている場合はボーナスで調整している可能性が高いので注意してみておくといいでしょう。
もちろん納得の上で契約するなら何の問題もありませんよ。
まとめ
カーリースを利用する際はボーナス払いがありになっているか確認しておく必要があります。
出ないと予想外の出費に頭を悩まされることになるからです。
当然ですがボーナス払いが多いほど毎月の支払金額は抑えられますが、あまり金額を大きくしすぎるとかえって支払いがきつくなります。
ボーナス払いを併用する方は毎月の負担をどこまで許容できるかをよく考えたうえで金額を設定するようにしましょう。