NV350キャラバンのリース料金を比較して自分に合った業者を見つける方法を紹介していきたいと思います。
日産は大型商用車ならびに乗用車として1973年からキャラバンを製造・販売してきました。
同クラスのライバルにはトップシェアを取り続けているトヨタのハイエースがあります。
日産は2012年に11年ぶりとなるフルモデルチェンジを行い車名をNV350キャラバンに改めました。
開発時にはハイエースを全ての面で圧倒するようにとの指示が出されたそうです。
残念ながらハイエースにはまだまだ遠く及びませんが、商用車(NV350キャラバンバン)と乗用車(NV350キャラバンワゴン)という両刀で今後も同クラスの首位を争うのは間違いないでしょう。
個人向けカーリースのメリット
2018年には個人向けカーリースの契約数は25万件だといわれていましたが、2022年にはこれが93万件まで増えるといわれています。
以前まではカーリースは法人にしかメリットがないと思われていましたが、車との付き合い方が変わってきた現代においては個人向けにもメリットがあるといわれています。
それは頭金を用意しなくても新車に乗ることができるという点です。
車を購入する場合は一括購入はもちろんのことローンを組んでも頭金が必要になりある程度まとまったお金が必要になります。
お金に余裕がある場合はいいですが、若者などお金に余裕のない世代だと頭金が用意できないという方も多いでしょう。
カーリースを利用すれば頭金は一切必要なく、メンテナンス費用などもすべて込で月々定額で乗ることができるようになるので負担が大きく抑えられます。
毎月の支出も決まっているので先の計画も立てやすいですよね。
規模は違いますが感覚的には携帯電話の本体代金を分割で支払うのとよく似ています。
セカンドカーにリースを利用する人も増えており、使用目的に応じてプランをカスタマイズできるので無駄なく利用することができるのもメリットだと思います。
法人向けカーリースのメリット
法人向けカーリースには上記のメリットに加えて次のようなメリットが加わります。
- リース料金は全額経費として計上できる
- 固定資産にならないので減価償却を考えなくていい
- 事務処理が非常に楽になる
- 車の入れ替えも楽になる
これらをまとめると事務処理が非常に楽になり結果的に人件費の削減にもつながるということです。
購入した場合とは異なり考えなければいけない財務処理も単純化されますし、メンテナンスなどの維持管理も非常に楽になります。
また車を入れ替える場合、購入しているともろもろの手続きが非常に面倒なのですが、リースの場合は返却して新しい車をリースしなおすだけで終わります。
そのため総合的に考えると法人で利用する車はリースを利用したほうがメリットが大きくなるというわけです。
おすすめのカーリース業者
おすすめのカーリース業者は個人利用と法人利用で異なってくるのでそれぞれ見ていきましょう。
個人利用の場合
個人利用の場合おすすめの業者は次の3社になります。
- オリックス自動車
- コスモスマートビークル
- マイカー賃貸カルモ
オリックスは残価設定がなくプランも契約年数以外はだいたい決まっているので利用者が悩む余地がほとんどありません。
そのためあまり知識がなくても利用しやすくなっており、リース料金も安いので非常に人気があります。
コスモやカルモはいわゆる後発組ですが、オリックスにはない独自のサービスを展開して顧客を獲得しています。
オリックスに比べると若干リース料金が高くなることが多いですが、車種によってはこちらの方が安くなることもありますし、今後の成長が期待できる業者だと思います。
カーリースを利用する際はオリックスと合わせて比較してみるといいでしょう。
法人利用の場合
法人利用の場合は次の3社がおすすめとなっています。
- オリックス自動車
- 住友三井オートサービス
- 東京センチュリー(日本カーソリューションズ)
これら3社は個人向けカーリースも提供していますが、オリックスは個人・法人どちらにも力を入れています。
そのためリース業界ではトップシェアとなっており、グループ全体の車の保有数もダントツで1位となっています。
カーリースのシェアは住友三井オートサービスと東京センチュリーがそれぞれ2位と3位になっており、どちらも優れたプランを提供しています。
そのため法人利用する場合はまずはオリックスで見積もりを取ってみて後の2社と比較してみるといいと思います。
NV350キャラバンのリース料金
先ほど紹介した業者でNV350キャラバンのリース料金の見積もりを取っていきたいと思います。
個人向けの場合
個人向けでは上記で紹介した3社でNV350キャラバンワゴンの見積もりを取って比較しています。
契約条件 | オリックス | コスモ | カルモ |
---|---|---|---|
3年 | - | 79,640円 | 要問合せ |
5年 | 66,110円 | 61,930円 | |
7年 | 55,990円 | 55,110円 | |
9年 | 45,760円 | - | |
11年 | - | - | |
グレード | 2WD ロングボディ/標準幅 標準ルーフ 低床 4ドア DX EXパック 標準幅ボディ 10人 2500cc | 2WD ロングボディ/標準幅 標準ルーフ 低床 4ドア DX EXパック 標準幅ボディ 10人 2500cc | 2WD ロングボディ/標準幅 標準ルーフ 低床 4ドア DX EXパック 標準幅ボディ 10人 2500cc |
走行距離制限 | 月2000km | 月1000km (変更可能) | 月1500km |
メンテナンス | 標準 | ゴールド | なし |
オプション | カーナビ ETC マット | カーナビ ETC | カーナビ ETC マット |
頭金 | なし | なし | なし |
ボーナス払い | なし(変更可能) | なし(変更可能) | なし |
契約満了後 | もらえる(プランによる) | 買取可能 | もらえる(プランによる) |
残念ながらカルモではラインナップされていなかったのですが気にある方は個別に問い合わせをすることで対応してもらえると思います。
7年契約の部分を比較するとわずかにコスモの方が安くなっていますね。
キャラバンはそれなりに価格が高い車なので残価設定があるコスモの方がリース料金面では優位に立っているようです。
ただし契約満了時の選択肢には大きな違いがあるので満了後にどうしたいかも考えて契約したほうがいいでしょう。
9年契約にするならオリックスになると思いますが、この年数ならリース料金も4万円台まで抑えることができていますね。
どの業者を利用するかは用途に応じて考えるといいでしょう。
法人向けの場合
法人向けではNV350キャラバンバンの見積もりを取っているのですが、こちらではあえて個人向けで見積もりを取った業者で料金を調べています。
理由はオリックスとの差をわかりやすくし、個人向けで利用した業者が法人向けにはあまり向いていないことを示すためです。
契約条件 | オリックス | コスモ | カルモ |
---|---|---|---|
3年 | 55,550円 | 68,970円 | 要問合せ |
5年 | 43,340円 | 50,380円 | |
7年 | 38,830円 | 42,570円 | |
グレード | 2WD ロングボディ/標準幅 標準ルーフ 低床 4ドア DX 標準幅ボディ 3人 1250kg 2000cc | 2WD ロングボディ/標準幅 標準ルーフ 低床 4ドア DX 標準幅ボディ 3人 1250kg 2000cc | 2WD ロングボディ/標準幅 標準ルーフ 低床 4ドア DX 標準幅ボディ 3人 1250kg 2000cc |
走行距離制限 | 月1000km | 月1000km (変更可能) | 月1500km |
メンテナンス | あり | ゴールド | なし |
オプション | カーナビ ETC マット | カーナビ ETC | カーナビ ETC マット |
頭金 | なし | なし | なし |
ボーナス払い | なし(変更可能) | なし(変更可能) | なし |
相変わらずカルモでは見積もりが取れなかったのですが、先ほどとはうって変わりオリックスの方がかなり安くなっていますね。
これはカルモが法人向けに力を入れていないこともありますが、やはりオリックスのサービス内容がいいからでしょう。
住友三井オートサービスや日本カーソリューションズでも契約プランに差はあれ似たような結果になると思います。
シェアが大きいのにはそれなりの理由があるということですね。
まとめ
日産のキャラバンは商用車及び乗用車として同クラスのトップシェアであるハイエースを超えるために開発されています。
カーリースを利用するなら個人利用でも法人利用でもオリックス自動車がおすすめとなっています。
他者と比較したいという場合は個人と法人でおすすめの業者が異なるので上記を参考にして価格を比較してみてください。
法人利用の場合はクローズドエンド方式で契約して満了になれば新車を新たに契約するというのが一般的です、個人向けカーリースはその限りではないので満了後にどのようにしたいかをよく考えたうえで契約するといいでしょう。
それによって業者の選択も変わってくるのでわからないことがある場合はまずは店舗に足を運んで相談してみたり、公式サイトのお問い合わせから質問したりしてみましょう。