カーリースで各プランごとに定められている走行距離を比較していきたいと思います。
カーリースでは部品の過度の消耗や価値の低下を避けるために走行距離制限が設けられています。
例えば1年リースしたとして5000km走って帰ってくるのと50000km走って帰ってくるのでは車の状態も大きく変わりますし価値も変わってしまいますからね。
走行距離はリース会社にって設定が異なるのですが、だいたい1ヶ月500~2000km、年間6000km~18000kmあたりで設定されていることが多いです。
走行距離を短く設定すると超過してしまう恐れもありますが、距離を長くすると当然リース料金も高くなります。
そのため自分に最適な走行距離を見極めておくのがとても重要になります。
昔は10年10万キロなんて言われていましたが、最近は車の乗り方もだいぶ変わってきているためそれ以下になることも珍しくありません。
例えばコスモが提供するスマートビークルの公式サイトでは走行距離の目安として以下のような例がありました。
出典:https://www.cosmo-mycar.com/kokoro-mantan/car-erabikata/soukoukyori.html
このように普段のライフスタイルを見直すことで自分の目安となる走行距離がわかると思いますよ。
業者ごとの走行距離比較
個人向けカーリースで需要が多い大手リース会社と、後発組ながら順調に契約数を伸ばしているリース会社が定める走行距離制限を比較してみました。
ついでに契約内容についても簡単に比較しているので参考にしてください。
オリックス | コスモ | カルモ | カーコンカーリース | 定額ニコノリパック | |
---|---|---|---|---|---|
契約プラン | いまのりナイン いまのりセブン いまのりくん | ゴールドパック シルバーパック ホワイトパック | ゴールドメンテプラン シルバーメンテプラン ホワイトメンテプラン | もろコミ9 もろコミ7 | 月々定額1万円 月々定額2万円 月々定額3万円 |
契約期間 | 9年・7年・5年 | 7年・5年・3年 | 1年~11年 | 9年・7年 | 5年間 3年~7年も可 |
中途解約 | 可能(条件あり) | 不可能 | 不可能 | 可能(条件あり) | 不可能 |
対応車種 | 全メーカー・全車種 | 全メーカー・全車種 | 全メーカー・全車種 | 全メーカー・全車種 | 全メーカー・全車種 |
車両タイプ | 新車・中古車 | 新車 | 新車 | 新車 | 新車・中古車 |
走行距離 | 月2000km 交渉可能 | ~月500km ~月1000km ~月1500km | 月1500km | 月2000km | 5年間で60,000Km |
オプション | カーナビ ETC バックカメラ スタッドレスタイヤ マット JAF | カーナビ ETC バックカメラ スタッドレスタイヤ 希望ナンバー | カーナビ ETC バックカメラ ドアバイザー 希望ナンバー もらえるプラン | カーナビ ETC バックカメラ バイザー マット | 車両により変動 |
頭金 | なし | なし(選択可能) | なし | なし | なし |
ボーナス払い | 年2回 | なし(選択可能) | なし | 年2回 | あり(選択可能) |
あらかじめ走行距離が決まっている会社が多いですが、コスモのようにユーザーに合わせて距離を設定できる会社もありますね。
あくまで目安ですが1ヶ月でだいたい1000km~1500kmぐらいあれば普段の生活で困ることはないと思います。
ただし通勤通学で1時間以上かけている方などは少し長めに設定しておいた方がいいかもしれませんね。
走行距離をオーバーしたらどうなるの?
多くの方が不安に思っている走行距離のオーバーですが、基本的にはオーバーした分だけ追徴金を支払う形になっているところが多いです。
先に挙げたリース会社ではどのようになっているのか見てみましょう。
オリックス | コスモ | カルモ | カーコンカーリース | 定額ニコノリパック | |
---|---|---|---|---|---|
追徴金 | 8円/km | 満了時に精算 | 8円/km | 8円/km 免除有り | 8円/km |
これを見るとだいたい1kmあたり8円に設定されているところが多いですね。
カーコンカーリースは契約満了後に車をもらうこともできるので、そのプランに加入している場合は走行距離をいくらオーバーしていても追徴金を支払う必要はなくなります。
またコスモでは月ごとに追徴金を支払うことはせず、契約満了時に残価設定を下回っていた場合に精算する必要があります。
なので例えばたまたま1ヶ月だけ100kmオーバーしてしまったとしてもほかの月で帳尻を合わせれば追徴金を支払う必要はなくなるでしょう。
1kmたったの8円と思うかもしれませんが、たまたま遠出をすることになり500kmもオーバーしてしまったらそれだけで4000円になってしまうので、できるだけ事前に走行距離を計算しておいて余裕のある設定にしておきたいですね。
走行距離から見るおすすめのリース会社は?
走行距離が長く設定されているのはオリックスとカーコンカーリースですね。
両社を比較してみると料金体系や取り扱っている車の台数などを考えるとオリックスの方が利用しやすいと思われます。
オリックスはカーリースのシェアでダントツで1位を獲得しているのでそのあたりの安心感もありますよね。
ディーラーとの結びつきも強いため車の調達力が高く、他社と比較しても安い値段で車を手に入れることができるようになっています。
当然その差額はリース料金に反映されることになり、安い料金で車に乗り続けることができるようになっています。
車がもらえるプランもあるので、その場合は距離を超過したとしても優遇措置が取られる可能性もあるようですよ。
まあ月に2000kmも走れたらどんなドライブ好きの人でも大丈夫だと思いますが。
走行距離を気にせず走りたいと思っている方は一度オリックスのカーリースを調べてみることをお勧めします。