次世代カーリース「カルモ」のメリットとデメリットについてお伝えしていきたいと思います。
マイカー賃貸カルモは株式会社ナイルが提供する次世代のカーリースサービスとなっています。
サービスが開始されたのが2018年ですがすごい勢いで契約数が伸びており、続々とカルモと提携する企業が出てきています。
株式会社ナイルはもともとIT企業であるためその強みを生かして次々に新しいサービスを提供しているのが人気の理由となっています。
これまでのサービスとどんなところが違うのかを見ていきましょう。
株式会社ナイルってどんなサービスを提供しているの?
カーリースの話をする前にナイルがどのような会社なのかを少し説明しておきますね。
起業したのは2007年でウェブマーケティングを主な事業としています。
Applivという人気のアプリも配信しており、これまでに300万件以上ダウンロードされています。
Appivではおすすめのアプリの使い方やインストール方法がレビューされており、最近では新たにApplivマンガというものも配信されています。
アプリのほかにもSEOに関するツールなどの開発も行っており、働きがいのある会社としても表彰されています。
今後の成長が期待されるベンチャー企業ですね。
スマホ感覚で利用できるカーリースサービス
ナイルは車をものとしてではなくサービスとして提供することに焦点を当てており、スマホと同じような感覚で車を利用できる環境を整えることを目標としています。
お手軽さを追求したナイルはマイカー賃貸カルモというカーリースサービスの提供を開始し、契約から納車まですべてをスマートフォンで完結できるようにしています。
利用はとても簡単で
- 公式サイトからLINEにアクセスし新規登録
- 5分で簡単申込
というたったの2ステップで車をリースすることができちゃうんです。
もちろんスマホを利用していない方でも公式サイトから簡単に申し込みができるようになっています。
従来のカーリースサービスは必要書類を提出したり契約の際に実店舗に足を運ぶ必要があるところがほとんどなので、すべてがスマホから完結するというお手軽さは業界に革命を起こしたともいえるでしょう。
またスマホで契約できるからこそサポートの重要性を理解しており、カルモの公式サイトでは実際にサポートをこなってくれるメンバーの顔が公開されているため、利用者は安心して悩みを相談できるようにもなっています。
業界の大手企業と次々に提携
2018年にサービスを開始してからすでに「ガリバー」や「akippa」という業界大手と提携しています。
ガリバーは説明不要なほど知られている中古車販売の大手ですが、ここと提携することですでに車を持っている方がカーリースに移行するための下取りから契約までを簡単に行えるサービスが提供されています。
2022年までに個人向けカーリースの契約数は今の4倍近くまで増えるといわれているため、こうしたサービスは確実に需要があるでしょうね。
akippaは契約されていない月極駐車場や個人宅の車庫・空き地・商業施設など空いているスペースに、15分単位でネット予約して駐車できるサービスを提供しているシェアリングエコノミーの1種です。
誰でも簡単に駐車場をシェアでき、現時点で予約駐車場サービス・駐車場シェアサービスで業界1位となる駐車場拠点数を確保しています。
カルモの利用者はakippaの優待券をスマホから簡単に取得することができるようになっており、今後はakippaの利用者に対してカルモでお得なクーポンが使えるようになっていくとのこと。
このようにカルモは後発組ならではの強みを生かして軽いフットワークで次々に新しいサービスを打ち出しています。
カルモのメリット
カルモを利用するとほかにはない以下のようなメリットが受けられます。
- スマホで簡単に申し込みから納車まで行える
- ガリバーと提携してリースへの移行がスムーズに行える
- akippaと提携して独自サービスを展開
- メンテナンスプランに原状回復費用保証がついてくる
- 契約満了後に車がもらえる「もらえるプラン」
スマホで簡単に申し込みから納車まで行える
カルモはスマートフォンから簡単な手続きを行うだけで審査が完了し、自宅まで納車に来てくれるようになっています。
すべてネットでのやり取りで完結するためいちいち人に合う面倒なこともありませんし、Lineでやり取りできるためメールでマニュアル通りの冷たい対応をされるといったことがありません。
ネットですべて完結するということは人件費を節約することができるためその分リース料金も安くなります。
ガリバーと提携してリースへの移行がスムーズに行える
中古車販売業者であるガリバーと提携しており、すでに車を持っている方がリースへ移行するための手続きを簡略化することができるようになっています。
早い方では今乗っている車を買取してその日のうちにリース車を納車してもらうこともできるようです。
車を売却するとなるといろいろ面倒な手続きがあるのでそれを簡略化してくれるというのはありがたいですね。
akippaと提携して独自サービスを展開
akippaという駐車場のシェアリングサービスと提携したことによってカルモの利用者は手軽にあいている駐車スペースを見つけることができるようになりました。
カルモ利用者限定のクーポンも配信されるためちょっとした移動で近くに駐車場がないときには非常に便利なサービスだと思います。
メンテナンスプランに原状回復費用保証がついてくる
カルモでは通常のリースプランにメンテナンスプランを付帯できるようになっています。
メンテナンスプランにはゴールドパックとシルバーパックとホワイトパックが用意されており、それぞれのサービスの違いは以下のようになっています。
これを見てもわかるようにゴールドパックとシルバーパックには原状回復費用保証がついており、軽自動車なら15万、普通車なら最大18万円まで補償してくれるようになっています。
カーリースの最大の懸念事項は車を傷つけることができないという点なので、こういった補償があればもっと気軽に車に乗ることができるようになりますね。
具体的に保証が適用されるのは以下のようなケースになっています。
- 大きさが1cm以上のキズおよびへこみ等外装の損傷、運転に支障をきたす損傷。(ドアミラー、ワイパー、ランプ類等の欠落および損傷)等。
- 内装の損傷(シートのへたり等は除く)、タバコの焦げ痕、タバコ臭、ペット臭等。
- 事故修復歴(自動車の骨格部分の修復・交換など)による価値の減少等。
- 故意ではない、改造・模様替え等による価値の減少等。
契約満了後に車がもらえる「もらえるプラン」
カルモでは7年以上の契約に限りオプションで「もらえるプラン」というものをセットすることができるようになっています。
もらえるプランでは契約満了時に乗っていた車を無料でもらうことができるようになっており、そこからは自分の好きなように車に乗れるようになります。
車をもらった方が得なのかどうかは状態にもよりますが、あまり長い距離を走らないという方はセットしてもいいかもしれませんね。
カルモのデメリット
デメリットというほどのことでもありませんが数点気になる点があることも事実です。
- 知名度が低い
- 大手に比べると料金が高くなることがある
- メンテナンスパックを利用できない車種がある
知名度が低い
個人向けカーリースのシェアはオリックス自動車やコスモスマートビークルなどのシェアが多くなっています。
どちらも大手企業が提供しているサービスなので安心感はありますね。
それに対してカルモは2007年に設立した株式会社ナイルが提供しているサービスなので知名度がいまいちです。
とはいえNHKで取り上げられたこともありますし、国土交通省の管理下にあるJALA(日本自動車リース協会連合会)に所属するしっかりとした会社であることは事実です。
IT業界から殴り込みをかけてきた異端の会社ではありますが、マーケティングのノウハウはしっかりとしていますし、今後は利用者が増えていくことは間違いないと思いますよ。
大手に比べると料金が高くなることがある
先ほど挙げたオリックスやコスモスマートビークルと比較すると料金が若干高くなることがあります。
これはおそらく原状回復費用保証がついているためですね。
高くなる料金は車種によってことなりますが、9年契約でだいたい2000円~5000円ぐらいになりますね。
総額にすると20万円~50万円ぐらいになります。
あまり料金が高くなりすぎる場合はほかの業者を利用したほうがトータルでは得をすることになるでしょう。
メンテナンスパックを利用できない車種がある
カルモでは高級車になるとメンテナンスパックが利用できないことが多いです。
理由はよくわかりませんが、高級車はリスクが高かったりメンテナンスの難度が高かったりするんですかね?
メンテナンスパックがつけれるかどうかは見積もりの段階でわかるので、高級車をリースしようと考えている場合は注意してください。
カルモはどんな人におすすめ?
メリットとデメリットを考慮するとカルモはこんな人のおすすめのサービスとなります。
こんな人におすすめ
- スマホで手軽に利用したい
- 11年契約で利用したい
- ほかのサービスと併用したい
- 新しい企業を応援したい
カルモではほかにはない11年契約をすることができるようになっています。
カーリースでは契約年数を長くするほど月々の料金を抑えらえることができるため、11年契約を利用すれば業界で最安値で利用することも可能になります。
11年は長いと思うかもしれませんが、軽自動車の平均使用年数は14.73年、乗用車でも13.24年となっているので決して長いということはありません。
長く使っても安心な保証もありますし、長期での利用を検討しているならカルモの利用を閑雅てみてもいいと思いますよ。
まとめ
カルモは2018年からサービスを開始した後発組ですが、すごい勢いで成長しているベンチャー企業です。
今後個人向けカーリースで一定のシェアを獲得するのはほぼ間違いないでしょう。
その一番の理由はスマホからすべて完結できる手軽さにあります。
今の時代ほとんどの方がスマホを持っていますし、スマホだけで完結するというのは現代人にとっては非常にありがたいですからね。
今後もカルモと提携する企業は増えてくると思いますし、カーリースを利用するならぜひ検討してみてください。