日産の電気自動車であるリーフをカーリースすると料金がどれくらいになるのか調べていきたいと思います。
リーフは2010年から販売している5ドアハッチバック型の電気自動車です。
現時点で純粋に電気だけで走ることができる国産の車はリーフと三菱のi-MiEVぐらいですね。
世界的に見ると電気自動車は徐々に普及しつつありますが、日本ではまだあまり見ることはないですね。
とはいっても国内でも10万台の販売に成功しており、今後もじわじわ増えていくのではないかと考えられます。
ほぼすべての車メーカーで電気自動車への移行が行われていますし、今後は競争が激しくなるのは間違いないでしょう。
カーリースという選択肢
リーフが苦戦している要因の一つには価格の高さがあると思われます。
最も安いグレードでも320万円という価格になっており、装備を付けていくと400万円ぐらいはするでしょう。
最近ではフル充電で500km程度走れるぐらいにのバッテリーが開発されたようですが、燃費が20km/Lで40L給油できる車と比較すると走行距離はまだまだ長いとは言えないでしょう。
500kmはあくまで理想環境なので実際に公道を走るとなるともっと効率は悪くなるでしょうし。
またリーフの人気がいまいちなのは充電環境を確保することへの不安もあるようです。
最近は充電スポットも設置されてきていますが、まだまだ十分とは言えず特に田舎になると自宅での充電しか手段がないということも珍しくありません。
そのためなかなか手が出しづらい状況なんですよね。
しかし購入するのは躊躇しても一度は乗ってみたいと思っている方は少なくないでしょう。
そんな方にもおすすめなのがカーリースという選択肢です。
カーリースには次のようなメリットがあり近年急激に利用者数が拡大しています。
- 頭金が必要ない
- 毎月定額で車に乗ることができる
- 車検などメンテナンスを丸投げできる
- 将来の見通しが立てやすい
特に車を購入するとなるとある程度の頭金が必要になるので、それが不要で月々定額で車に乗ることができるカーリースは若者を中心に人気を集めているというわけです。
カーリースは購入に比べると支払総額が高くなるという側面もありますが、分割で支払っていることになるので金利分が上乗せされるので仕方のない部分ではあります。
クレジットカードで一括で支払うか分割で支払うかと似たようなものですね。
確かに総額は高くなりますが月々の負担が一律になる方がメリットを感じるという場合はカーリースを選択するといいでしょう。
おすすめのリース会社
私がおすすめしているのは次の3社になります。
- オリックス自動車
- コスモスマートビークル
- マイカー賃貸カルモ
オリックス自動車
オリックス自動車はリース会社として最も歴史が長く、カーリースのシェアでも圧倒的No.1を誇っています。
利用者が多いということはそれだけ車を仕入れる台数が多くなるということで、1度の購入でまとまった台数を購入することになるということです。
1台ずつ購入するよりは複数台まとめて購入したほうが安くしてもらいやすくなるのは理解できるでしょう。
オリックスはそうした強みを生かして業界でも最安値でリースできる車がたくさんあります。
当然全メーカー全車種に対応しているのでリーフをリースすることもできます。
ただし公式サイトにはリーフは掲載されていないため別途問い合わせが必要になります。
コスモスマートビークル
2011年からサービスを開始している後発組ですが、これまでに5万件の契約を獲得しています。
成功の要因はガソリンスタンドで気軽にリースの紹介ができるという点でしょう。
ガソリンスタンドの数だけ店舗があるということなので規模が大きいのは想像に難くなく、あっという間に大手と肩を並べるほどになりました。
最大の特徴はガソリンスタンドで給油割引が受けられるサービスがあるということです。
もちろん車の調達にも優れており、車種によってはオリックスよりも安くリースできるものもあります。
契約プランも3年から用意されていますし、短期でのリースを希望している方にも利用しやすくなっています。
用意してあるメンテナンスプランは最もいいゴールドならオリックスよりもさらに手厚いサポートが受けられるようになっています。
こちらでは公式サイトにリーフの掲載はあるものの見積もりを取ることはできませんでした。
ページを開くと別途問い合わせが必要だと記載されていたので興味がある場合は問い合わせを行ってみましょう。
マイカー賃貸カルモ
2018年からサービスを開始した新規参入組で、もともとはIT業界で活躍していた会社が運営しています。
ネット世代の強みを生かして契約から納車まですべてスマートフォンからできるようになっているのも特徴の一つです。
ほかにはない新しいサービスを続々と発表しており、メンテナンスプランには他社にはない原状回復保証が入っています。
これにより運転に自身のない方でも安心して乗ることができるようになっています。
また1年から11年と幅広い年数で契約することもできるようになっており、短期で契約する方にも長期で契約する方にもおすすめとなっています。
まだ認知度がそこまで高くないためほかの2社に比べてリース料金が若干ためになることが多いですが、唯一無二のサービスを展開しているのでリースする価値は十分あると思いますよ。
こちらもリーフをリースするなら別途問い合わせが必要になります。
リーフのリース料金
残念ながらリーフの見積もりが取れるサイトは見つかりませんでした。
それだけ電気自動車は特殊な車両だということでしょう。
そこで代わりに価格帯が似たような感じになっているトヨタのヴェルファイアのリース料金を一例として載せておきたいと思います。
契約条件 | オリックス | コスモ | カルモ |
---|---|---|---|
3年 | - | 92,988円 | 80,383円 |
5年 | 82,188円 | 74,628円 | 66,451円 |
7年 | 72,360円 | 66,636円 | 65,695円 |
9年 | 58,428円 | - | 55,176円 |
グレード | Z8人乗り2WD2500cc | Z8人乗り2WD2500cc | Z8人乗り2WD2500cc |
走行距離制限 | 月2000km | 月1000km (変更可能) | 月1500km |
オプション | カーナビ ETC マット | カーナビ ETC | カーナビ ETC マット メンテナンス無し |
頭金 | なし | なし | なし |
ボーナス払い | なし(変更可能) | なし(変更可能) | なし |
契約満了後 | もらえる(プランによる) | 買取可能 | もらえる(プランによる) |
メンテナンス内容などが異なるため全く一緒になるというわけではありませんが似たような料金プランになると思います。
またリースとは違うのですが、東京日産というサイトでリーフの残クレでの料金プランが掲載されていました。
そこでは均等払いで月額48,814円(税込)×60回という金額になっていました。
先ほど例に挙げたプランよりもだいぶ安いと思った方もいるかもしれませんが、こちらはメンテナンス費用が含まれていないため実際にはもっと費用が必要になります。
ただし現在は電気自動車を購入するのに補助金がもらえるようになっているのでその分費用は若干安くなると思います。
ヴェルファイアの料金から月1万円~1万5000円ぐらい安くなると思っておくといいと思いますよ。
まとめ
今後車を所有するのにカーリースという選択をする人はもっと増えてきます。
あなたも車を買い替える時や新たに車を購入する際にカーリースを検討してみるのもいいと思いますよ。
カーリースに向いている人
- まとまったお金が用意できない人
- 月々の負担を一定にしたい人
- 維持管理を丸投げしたい人
- 決まった期間だけ車が必要な人
1つでも当てはまる部分があるならカーリースを検討してみるのもありだと思いますよ。