カーリースで乗り換えるための条件についてお伝えしていきたいと思います。
カーリースの利用数は年々増加傾向にあり、2022年には93万件まで拡大するといわれています。
2018年の契約数は25万件なので、カーリース業界は今が成長の真っただ中だといえるでしょう。
顧客獲得の競争も激しさを増しており、この何か月かで新しくテレビCMが放送されるようになった業者もありますね。
契約するのもスマートフォンから完結できるほど手軽になってきたのですが、その一方で気を付けなければいけないのが乗り換えの時期です。
車を購入している場合は自分の好きな時に乗り換えることができるのですが、カーリースの場合はそうはいきません。
最悪の場合は違約金が発生してしまうため乗り換え時期についてよく理解しておくようにしましょう。
契約途中で乗り換える場合
カーリースは基本的に長期契約となっており、短くても3年、長い場合は11年という長期の契約となります。
とはいえ新車を購入した場合、普通車なら11年、軽自動車なら14年が平均使用年数なので長いとは言ってもそこまで困るような長さでもありません。
問題なのは契約途中で車を乗り換えたくなった場合です。
先ほども言ったようにカーリースは長期契約が基本で、途中解約は認められていません。
やむを得ず解約する場合は違約金を支払う必要があります。
違約金については以下のページで詳しく解説しているのでご覧ください。
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カーリースは途中解約できる?違約金はいくらぐらい?
カーリースは途中解約できるのか、また実際に解約することになったら違約金はいくらぐらいなのかを考えていきたいと思います。 カーリースといえば法人向けが一般的でしたが、この数年の間に個人向けカーリースの需 ...
これは事故を起こして全損扱いになった場合も同様で、解約するなら違約金が発生します。
違約金なしで解約できる業者
ただし例外的に一定の条件を満たした場合に解約を認められている業者があります。
それはオリックス自動車とカーコンカーリースです。
両社には同じような7年契約と9年契約のプランが存在しています。
7年契約では5年間使用した後、9年契約では7年間使用した後は自由に解約することができるようになっています。
9年のつもりで契約したけど7年たったら車を乗り換えたくなったという場合でも、今乗っている車を返却すれば問題なく新しい車に乗り換えることができるというわけです。
特にオリックスはカーリースのシェアでも1位を獲得しており、安い料金でリースできるようになっているので必ず候補に入れておくべき業者です。
将来的に乗り換えたくなるかわからないけど保険をかけておきたいというばあはぜひオリックスを利用してみてください。
契約満了で乗り換える場合
契約満了したら問題なく乗り換えることができると思っている人が多いと思いますが、実際にはプランによって乗り換えるための条件がちょっと異なります。
オープンエンド方式の場合
オープンエンド方式の場合契約満了になったら残価の差額を精算する必要があります。
何のトラブルもなく車に乗っていた場合は残価と実際の価値が離れることはあまりないのですが、次のようなケースに精算をする必要が出てきます。
- 事故を起こして車の価値が下がった
- ブームにより車の価値が暴落した
- 大きな事故は起こしていないが目立つ傷がついていた
このような場合には設定した残価よりも実際の価値が下がることがあるため、差額を支払うことになります。
これは契約満了時に車をどうするかにかかわらず行わなければならず、きちんと精算して初めて乗り換えることができるようになります。
クローズドエンド方式の場合
クローズドエンド方式で契約している場合は残価の精算を行う必要がありません。
契約満了時の選択肢は「車の返却」「再リース」「新規リース(乗り換え)」の3つになります。
今後も車が必要な場合は再リースか乗り換えを選択しましょう。
まとめ
カーリースで乗り換えを行う場合は契約満了になってから次の車をリースしなおすのが一般的な流れになります。
ただし業者の中には契約途中でも一定の条件を満たすことで違約金なしで途中解約・乗り換えを行うことができる業者もあります。
これは契約段階でわかるようになっているため途中解約する可能性がある場合はそれがプランに組み込まれている業者を選ぶようにしましょう。
最後にカーリースの使用に向いている方の特徴を書いておきますので、自分には合っていないと感じたら一括購入やローンを利用しての購入をお勧めします。
こんな人におすすめ
- まとまったお金を用意できない人
- 月々の負担を一定にしたい人
- 計画的に車に乗ることができる人
- 決まった期間だけ車が必要な人
特に将来の見通しが不明瞭な方がカーリースを利用するのはあまりお勧めできませんのでよく考えてから契約するようにしてくださいね。