日産の人気車種であるエクストレイルのカーリース料金を大手リース会社で比較していきたいと思います。
エクストレイルは2000年から日産で販売されているミドルサイズのSUVです。
SUVの先駆けとなっているのは1990年代に販売されたトヨタの「RAV4」や「ハリアー」ですが、それに対抗する形として開発されていると考えられます。
競合車たちがより高級車指向に向かってモデルチェンジを行っていく中、エクストレイルは初代のコンセプトを貫き、他車とは異なるオフロード重視のキャラクターを維持しているそうです。
まだSUV全盛の時代とは言い難いですが、発売翌年の2001年(平成13年)から2010年(平成22年)まで、10年連続で日本国内におけるSUV形乗用車販売台数第1位の座を獲得しています。
その後はコンパクトSUVといわれる車に1位の座を奪われることになりますが、今でも根強い人気があります。
ただしコンパクトSUVと比較するとやはりサイズが大きくなる分価格も高くなってしまっており、今の時代のニーズに合っているかどうかは微妙なところですね。
カーリースという選択肢
エクストレイルは4WDSUVでは国産車で最も売れていますが、手に入れようと思ったら300万円以上はします。
この価格ならミニバンも変えますし、コンパクトSUVなら100万円ぐらいは安く購入できるためなかなか手を伸ばしにくいという方は多いでしょう。
ローンを組んだとしても頭金で2割~3割ぐらいは必要になりますので、購入の敷居は高いといわざるを得ないでしょう。
そのような方に人気なのがカーリースという選択肢です。
カーリースには次のようなメリットがあり近年急激に利用者数が拡大しています。
- 頭金が必要ない
- 毎月定額で車に乗ることができる
- 車検などメンテナンスを丸投げできる
- 将来の見通しが立てやすい
特に頭金なしで月々定額で車に乗ることができるカーリースは若者を中心に人気を集めているというわけです。
カーリースは購入に比べると支払総額が高くなるという側面もありますが、分割で支払っていることになるので金利分が上乗せされるので仕方のない部分ではあります。
クレジットカードで一括で支払うか分割で支払うかと似たようなものですね。
確かに総額は高くなりますが月々の負担が一律になる方がメリットを感じるという場合はカーリースを選択するといいでしょう。
契約年数によっては月々4万円ぐらいで乗ることも可能になりますよ。
おすすめのリース会社
私がおすすめしているのは次の3社になります。
- オリックス自動車
- コスモスマートビークル
- マイカー賃貸カルモ
オリックス自動車
オリックス自動車はリース会社として最も歴史が長く、カーリースのシェアでも圧倒的No.1を誇っています。
利用者が多いということはそれだけ車を仕入れる台数が多くなるということで、1度の購入でまとまった台数を購入することになるということです。
1台ずつ購入するよりは複数台まとめて購入したほうが安くしてもらいやすくなるのは理解できるでしょう。
オリックスはそうした強みを生かして業界でも最安値でリースできる車がたくさんあります。
すべてのプランに標準でメンテナンスが付与されているため、車検など維持管理費を心配する必要もありません。
残価設定もないため契約時にプランで迷うこともないですし、契約満了後には無料で車をもらうこともできます。
ただし残価設定がない分高級車になると若干リース料金が高くなる傾向にあります。
コスモスマートビークル
2011年からサービスを開始している後発組ですが、これまでに5万件の契約を獲得しています。
成功の要因はガソリンスタンドで気軽にリースの紹介ができるという点でしょう。
ガソリンスタンドの数だけ店舗があるということなので規模が大きいのは想像に難くなく、あっという間に大手と肩を並べるほどになりました。
最大の特徴はガソリンスタンドで給油割引が受けられるサービスがあるということです。
もちろん車の調達にも優れており、車種によってはオリックスよりも安くリースできるものもあります。
契約プランも3年から用意されていますし、短期でのリースを希望している方にも利用しやすくなっています。
用意してあるメンテナンスプランは最もいいゴールドならオリックスよりもさらに手厚いサポートが受けられるようになっています。
マイカー賃貸カルモ
2018年からサービスを開始した新規参入組で、もともとはIT業界で活躍していた会社が運営しています。
ネット世代の強みを生かして契約から納車まですべてスマートフォンからできるようになっているのも特徴の一つです。
ほかにはない新しいサービスを続々と発表しており、メンテナンスプランには他社にはない原状回復保証が入っています。
これにより運転に自身のない方でも安心して乗ることができるようになっています。
また1年から11年と幅広い年数で契約することもできるようになっており、短期で契約する方にも長期で契約する方にもおすすめとなっています。
まだ認知度がそこまで高くないためほかの2社に比べてリース料金が若干ためになることが多いですが、唯一無二のサービスを展開しているのでリースする価値は十分あると思いますよ。
エクストレイルのリース料金
先ほど挙げた3社でリース料金を比較してみると以下のようになりました。
契約条件 | オリックス | コスモ | カルモ |
---|---|---|---|
3年 | - | 77,112円 | 69,266円 |
5年 | 62,640円 | 59,076円 | 56,284円 |
7年 | 52,596円 | 52,056円 | 52,145円 |
9年 | 42,768円 | - | 44,552円 |
11年 | - | - | 40,437円 |
グレード | 20S HYBRID 2列シート車 5人 2000cc | 20S HYBRID 2列シート車 5人 2000cc | 20S HYBRID 2列シート車 5人 2000cc |
走行距離制限 | 月2000km | 月1000km (変更可能) | 月1500km |
オプション | カーナビ ETC マット | カーナビ ETC | カーナビ ETC マット |
頭金 | なし | なし | なし |
ボーナス払い | なし(変更可能) | なし(変更可能) | なし |
契約満了後 | もらえる(プランによる) | 買取可能 | もらえる(プランによる) |
7年契約プランではほとんど差はありませんが、コスモ石油が最も安くリースできるようになっていますね。
ただしコスモでは契約満了時に車がほしい場合は残価を精算して買取する必要があるのでまとまった資金が必要になります。
そのため満了後に車がほしいと思っている方はオリックスを利用したほうがお得になっています。
メンテナンス内容に不安があるという方はカルモで「もらえるプラン」というオプションを付けることで契約満了後に無料でもらえるようになるのでそちらを検討してみてもいいかもしれませんね。
9年契約プランではオリックスの方がカルモよりも安くなっています。
この価格差なら細かい消耗品を自費で負担したとしてもオリックスの方が安くなる可能性は高いと思います。
カルモの11年契約にするとさらに月々の負担を少なくすることができるので、長く使いたいと思っている場合は検討してみてください。
どの業者を利用してもそこまで大きな差はないのでメンテナンスや満了後の選択肢で利用する業者を決めるといいと思いますよ。
まとめ
エクストレイルのリースでは業者間での左はそこまで大きいものではありませんでした。
ただしメンテナンスや契約満了後の選択肢に違いがあるため、その点で利用する業者を選択するといいでしょう。
エクストレイルは高額なのである程度資金に余裕がないと審査にも通らないのでその点にも注意してくださいね。
今後車を所有するのにカーリースという選択をする人はもっと増えてきます。
あなたも車を買い替える時や新たに車を購入する際にカーリースを検討してみるのもいいと思いますよ。
カーリースに向いている人
- まとまったお金が用意できない人
- 月々の負担を一定にしたい人
- 維持管理を丸投げしたい人
- 決まった期間だけ車が必要な人
1つでも当てはまる部分があるならカーリースを検討してみるのもありだと思いますよ。