カーリースの維持費は適正価格なのか疑問に思ったことがある方は多いのではないでしょうか?
カーリースは車本体をリースするのとは別にオプションでメンテナンスパックを付帯できたり、業者によっては最初からメンテナンスがついていることもあります。
メンテナンスパックを付けると法令で義務付けられている整備を業者が一括して請け負ってくれることになるので非常に便利ですし、リース料金の中にメンテナンス費用が含まれることになるので支払いも楽になります。
ただリース料金にすべてが含まれてしまうためメンテナンス費用がどのくらいかかっているのかユーザーからはわかりにくくなることが多々あります。
そこで維持費がどれくらいかかるものなのかを詳しくみていきたいと思います。
今回はリースで最も人気のあるダイハツのミライースの5年間での維持費を計算していきたいと思います。
自分でメンテナンスを行う場合
いちいち自分で計算すると細かい数字になってしまい、しかも割とあいまいになっている部分もあるので「定額ニコノリパック」の公式サイトに記載されている金額を参考にしていきますね。
メンテナンスを行うと5年間で以下のような費用が必要になります。
- 自動車税(5年間)・・・48,600円
- 重量税・・・5,000円
- 自賠責保険(61ヶ月分)・・・60,680円
- 車検(法定2年点検)・・・30,000円
- 定期点検基本整備(5年間)・・・218,000円
定期点検基本整備の中には次の項目が含まれています。
上記の金額を合計すると362,280円となります。
軽自動車で5年間の維持としてはちょっと高めだと思います。
普通に車に乗っていると消耗品の交換にここまで費用が掛からない可能性も十分にあることは理解しておいてください。
カーリースの場合
続いてカーリースの維持費(メンテナンスパック)の料金を見ていきたいと思います。
メンテナンスパックの料金をはっきりさせるため今回はコスモスマートビークルで見積もりを取ってみることにします。
ミライースの5年契約でメンテナンスパックを付けると次のような料金が発生します。
- ゴールドパック・・・月5400円
- シルバーパック・・・月2700円
ゴールドパックとシルバーパックの違いは次の通りです。
先ほど見たニコノリのメンテナンスに近いのはゴールドパックの方ですね。
ただし5年契約ならシルバーパックでも十分対応できると思います。
その代わりに消耗品の交換を自分で行う必要がありますが、費用としては10万円もかからないと思います。
費用を計算するとゴールドパックで5400円×60回=324,000円、シルバーパックで2700円×60回+10万円=262,000円といったところでしょう。
こうして比較してみると自分でメンテナンスをするよりもリースのメンテナンスパックを利用したほうが維持費は安くなるんですね。
リースの維持費はどうして安い?
いろいろ理由はあるんだと思いますが、最も大きいのは車検や法定整備を提携している業者で行うからだと思います。
業者は提携することでまとまった台数を獲得することができるのでその分割引をしてくれるのだと思います。
消耗品などもおそらくいくらかの割引があるでしょうし、リースを利用すると指定された工場を利用しなければいけないのはこういった背景があるからでしょう。
逆に考えると整備は必ず指定された場所で行う必要があるので、契約前に手軽に利用できる場所かどうかを確認しておく必要はあるでしょう。
まとめ
カーリースの維持費は指定された工場を使用しなければいけない分割引されていると予想されます。
そのため個人でメンテナンスを行うよりも維持費が安くなる可能性が高いです。
しかもメンテナンスが近づくと毎回きちんと連絡をしてくれますし、うっかり忘れてしまったということもなくなります。
支払総額で見ると高くついてしまう傾向にありますが、維持費だけを見るとむしろ安く収まるケースが多いでしょう。
維持費に関して不安に思っていた方は参考になると幸いです。