法人向けカーリースサービスで、リース車両のおすすめの保険の入り方についてお伝えしていきたいと思います。
車を購入するかリースするかにかかわらず車に乗るなら必要になるのが自動車保険です。
自動車保険には加入が義務付けられている自賠責保険と任意となっている任意保険の2つの種類があります。
カーリースでは基本的にリース料金の中に自賠責保険の料金も含まれているのですが、プランによってその期間は異なっています。
ファイナンスリースに加入している場合は車検などのメンテナンスがついていないので初回以外は車検時に自分で自賠責保険の保険料を支払う必要があります。
メンテナンスリースに加入している場合は車検の費用もリース料金に含まれており、自賠責保険も含まれているので追加で払う必要はありません。
契約期間にもよりますが法人の場合はたいていメンテナンスリースに加入していると思うのであまり気にする必要はないでしょう。
これはどこのリース会社を利用しても大体同じですが、任意保険の扱いはだいぶ変わります。
ここではシェアトップ3のオリックス自動車と住友三井オートサービスと日本カーソリューションズについてみていきたいと思います。
オリックス自動車
オリックス自動車で法人向けのカーリースを利用した場合、任意保険に加入するかどうかは自分で決めることができます。
オリックスではネット専用自動車保険への加入を推奨しており、公式サイトにはチューリッヒのリンクが張られていました。
オリックスは個人向けではソニー損保を推奨していたのですが、これから考えると今後も代理店として保険を提供する気はなさそうですね。
そのためオリックスで法人向けのサービスを利用する場合は自分で加入する保険を決める必要があるということになります。
推奨されているチューリッヒを利用してもいいですし別の保険会社に加入しても問題ありません。
自分が納得できる保険会社を探すのがいいでしょう。
住友三井オートサービス
住友三井オートサービスの場合は法人向けのリースを利用するとリース料金の中に自動で任意保険も含まれるようになっています。
そのため加入プランを考える必要がありません。
どの保険会社に加入するかの記載が見つからなかったのですが、普通に考えたら三井住友海上の自動車保険だと思います。
三井住友海上ならカーリース専用の特約もありますし、保険プランとしては悪くないと思います。
自分で決めるのが苦手だという方はこういったリースサービスを利用したほうがいいかもしれませんね。
日本カーソリューションズ
日本カーソリューションズで法人向けのサービスを利用した場合は同社が代理店として提供している保険に加入することが義務付けられています。
面白いのは複数の保険会社の代理店として事業を展開しているという点です。
日本カーソリューションズを介して加入できる保険会社は下記の通りです。
- 三井住友海上火災保険
- 損害保険ジャパン日本興亜
- 東京海上日動火災保険
- あいおいニッセイ同和損害保険
- 日新火災海上保険
- 楽天損害保険
- AIG損害保険
- 大同火災海上保険
- 共栄火災海上保険
- セコム損害保険
複数台で加入する場合は保険会社を統一する必要はなく、何かあった際の連絡もリース会社に連絡すればいいだけなので余計な気を使う必要もありません。
リースの担当者が優秀ならリースプランに合った最適な保険会社を提案してくれると思います。
自分で保険を探すのが面倒だという方にはおすすめのリースプランですね。
リース会社経由で保険に加入することのメリット
オリックスは例外ですがほかのリース会社ではリース会社経由で任意保険に加入することができるようになっています。
リース会社経由で保険に加入すると以下のようなメリットがあります。
- 事故の際の連絡をリース会社へ一本化できる
- 車両事故の保険金請求書類の記入が不要
- リース専用の特約が用意されていることが多い
特に事故を起こしたときは不安だと思いますが、リース会社を経由して加入しておくと保険会社へいちいち連絡する必要がなくなります。
保険請求も楽になるので手間が省けて助かりますよね。
なので法人でカーリースを利用する場合は任意保険の代理店として活動しているところ、かつリース専用の特約を用意している保険会社と提携しているリース会社を利用するのがおすすめです。
まとめ
法人向けカーリースは業者によって任意保険の取り扱いが異なっています。
大半のリース業者はリース料金の中に任意保険料を含めることができるようになっており、リース会社経由で保険に加入できます。
逆に言うと法人でカーリースを利用するならそうしたリース会社を利用したほうがいいでしょう。
上記で紹介している住友三井オートサービスや日本カーソリューションズはまさにそれに該当するので、任意保険の加入方法に迷っているならこれらのリース会社と契約するのがいいと思います。
ただしリース会社任せで保険に加入できるとはいえ万が一の時は最低限のことを理解しておく必要があるので、任意保険の内容もきちんと把握してから加入するようにしてくださいね。