カーリースの契約満了後は買い取るべきなのか、それとも再リースをした方がお得なのか考えていきたいと思います。
カーリースは長期契約が基本であり、短いところでも3年から、長いところでは11年まで契約することができます。
カーリースの難しい点は長期契約なのに契約満了後に行うことをある程度決めておかなければいけないところにあり、業者によっては契約年数で契約満了後に取れる選択肢が変わることもあるので判断がしにくくなっています。
契約満了後にとれる選択肢は主に次の3つになります。
- 乗り換え
- 再リース
- 残価を精算して買取
どれを選択するのが最もお得なのか見ていきたいと思います。
乗り換え
乗り換えは今リースしている車を返却して新しく契約を結びなおす方法です。
この方法では再度1から契約を考えることになるので、別の車に乗りたいと思っている場合は乗り換えることができます。
もちろん車種を選んで乗り換えることもできます。
新規契約と同じ扱いになるのでもちろん費用も最初と同じように発生してしまいます。
リースの勝手がわかっている分先の計算もしやすいでしょう。
料金面で不満がないようなら乗り換えを選択するのもありだと思います。
再リース
再リースはこれまでリースしていた車を再びリースするという方法です。
乗りなれた車に乗り続けることができるというメリットがありますが、リース料金を再計算することになるので変更があることがあります。
安くなることもあるようですが場合によっては高くなることもあるので注意が必要です。
再リースは基本的に1年単位での契約となり、それ以上利用する場合は随時更新という形になると思います。
業者によっては2年契約を行ってくれるところもあるようなので再リースする場合は相談してみるといいでしょう。
ただ費用面から見るとあまりお得感がないので個人的にはおすすめはしていません。
再リースに関しては下記のページで詳しく解説しているのでそちらも参考にしてください。
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カーリースで契約延長(再リース)したら期間や料金はどうなるのでしょうか? カーリースはリース会社が契約者の代わりに車を購入してくれて、それを定額で貸し出してくれるサービスです。 リース会社によって契約 ...
残価を精算して買取
リースが満了になると残価を精算して買取ができるプランも用意されています。
ただしこれについてはいくつか条件があるので覚えておいた方がいいでしょう。
まず契約内容ですが、オープンエンドとクローズドエンドを選択できるようになっている業者だとオープンエンドを選ばないと買い取ることができません。
オープンエンドとクローズドエンドの違いについては以下を参考にしてください。
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オープンエンドとクローズドエンドの違いをわかりやすく解説
オープンエンドとクローズドエンドの違いをわかりやすく解説していきたいと思います。 個人向けであっても法人向けであってもカーリースの契約をする際は「オープンエンド方式」か「クローズドエンド方式」を選択す ...
買取を行う場合は基本的に契約時に決めた残価分を支払うことになります。
そのため契約年数によって買取に必要な金額が異なってきます。
経過年数による一般的な価値の変動は次の通りです。
5年後・・・30%~40%
7年後・・・20%~30%
9年後・・・10%~20%
11年後・・・0%~10%
これを見てもわかるように7年契約なら新車価格の3割程度、9年契約なら2割程度を見ておくといいでしょう。
つまり7年契約なら60万円前後、9年契約なら40万円前後が買取相場になると思います(車の価格により変動)。
オープンエンド方式での契約では残価にある程度融通が利くので、買取を行いたいと思っている場合は残価を低く設定しておくのも一つの方法です。
買い取るかどうかの1つの目安としては走行距離を見ておくといいと思います。
標準的な走行距離としては1年1万キロといわれているので、それよりも距離が短い場合は買取を検討してもいいでしょう。
個人的には再リースするぐらいなら買取を行った方がいいと思っていますが、その辺の考えは個人によって異なるので納得のいく方法を選ぶといいでしょう。
無償でもらえる業者もある
実は契約満了後に無償で車がもらえる業者もあります。
それはオリックス自動車とカーコンカーリースです。
これらの業者では残価設定がなしになっています。
つまり契約期間中に車の代金をすべて支払っているのと同じ計算になるので無償でもらえるというわけです。
契約満了後に車がほしいと思っているなら最初からこういった業者を利用するのも一つの方法だと思います。
残価設定がないことでリース料金が高くなることを危惧する方もいるかもしれませんが、オリックスあたりはシェアも大きいので車の仕入れの際に値引きの金額が非常に大きくなっています。
そのため残価設定がなくても他社よりリース料金が安くなることが多々あります。
ほかの業者とは違って契約プランに限らず再リースするか乗り換えするか無償でもらうかを選ぶことができるので、その時の状況に合わせて臨機応変に対応を変えることもできます。
残価を精算するようなリスクもなくなりますし、対応をめぐってトラブルになりにくいです。
特に車がほしいと思っている方はこういった業者を選択することをお勧めします。
まとめ
契約満了後には乗り換えるか買い取るかを考えることになりますが、買い取るとなるとそれなりにまとまったお金が必要になります。
そのためおすすめは満了後に無償で車がもらえる業者を利用することです。
オリックスなら残価設定なしでリースすることができ、契約満了後には無償で車をもらうことができます。
仮に車をもらわなくても残価を精算するリスクもなくなるのでお金のことを心配する必要もなくなります。
リース料金も最安値になることが多いのでいろいろな業者と比較してみてください。