軽自動車の方がリースの審査に通りやすいって本当なのか気になっている方は多いようです。
カーリースとはリース会社が購入した車を契約者が月々一定の負担で利用できるというサービスで、長期契約が基本となっており途中で解約することはできないようになっています。
リース会社はもともと所有している車を貸し出すのではなくリースのために新しく車を購入しているのでその分の資金を回収する必要があるからです。
そのためリース会社は契約者がきちんと料金を支払うことができるのかを調べるようにしています。
これがいわゆる審査と呼ばれるものですね。
審査の内容は?
カーリースを利用するための審査は主に次の3つを調べています。
収入
毎月きちんと支払いを行うためには安定した収入が必要になります。
すでに退職していて十分な貯金がある場合はどうなるのかと思った方もいるかもしれませんが、その辺の判断はリース会社によって変わりますね。
そもそもリースは頭金が用意できない人が利用することが多く、まとまったお金がある場合は購入したほうが安くつきます。
なのでそういった方はリースを利用するのではなく購入したほうがいいでしょうね。
話がそれましたが、安定した収入というのは年収200万円がボーダーラインだといわれています。
もちろん厳密な数字ではないのでこれ以下でも利用できることはあると思いますが、連帯保証人なしで利用したい場合はこれぐらい必要だということを覚えておきましょう。
仕事内容
年収が200万円がボーダーラインとは言いましたが、仕事内容によっては通らないこともあります。
例えばアルバイトやパートでも定期的な収入源になっているのなら審査には通ります。
しかし極端な例でいうと画家で1年に1枚200万円で絵を売って生活しているというような場合は審査に通りにくくなります。
ポイントは継続的な収入があるかどうかで、正規雇用か非正規雇用化などは問題にはならずパートやアルバイトでも収入をクリアしていれば審査には通ります。
また反社会的勢力などに属している場合は言わずもがな審査に通るのは難しいでしょう。
債務履歴
上記の2つをクリアしていても債務履歴によっては審査に通らないことがあります。
審査に通りにくい人は以下のような特徴があります。
- クレジットカードでブラックリストに入っている
- 10年以内に自己破産の経験がある
- スマホ代、家賃、税金を滞納している
- ローンや借金の未払いがある(分割払い・リボ払いを含む)
これらの情報はリース会社がカード会社などを通じて調べることが多く、CIC、JICC、全銀協(全国銀行協会)のいずれか、あるいは複数の機関で調べられます。
ブラックリストの情報は最短でも5年、自己破産の場合は10年間は記録として残るといわれているので、これらの経験がある場合は審査に通りづらくなります。
ただし絶対無理だというわけではなく自己破産を経験していても現時点できちんとした職について収入がある場合は審査に通ることもあります。
軽自動車の方が審査に通りやすい?
軽自動車の方が審査に通りやすいという話を聞いたことがある方もいると思います。
これはそうであるともいえますしそうでないともいえます。
審査に通る基準はさまざまですが、リース会社が重要視しているのは支払い能力があるかどうかということです。
例えば同じリースでも月収20万円の人が月々10万円の車をリースするのと月々2万円の車をリースするのでは審査の通りやすさも異なるでしょう。
これは返済比率とも呼ばれており、年収に対して支払わなければならない金額がどのくらいなのかを表したものになります。
一般的なサラリーマンの返済比率の目安は下記の通りです。
年収400〜500万円 ⇒ 返済比率:25〜30%以下
年収500〜700万円 ⇒ 返済比率:30〜35%以下
年収800万円以上 ⇒ 返済比率:35〜40%以下
多くの方は20%~30%ぐらいに当てはまるのではないかと思います。
仮に年収が300万円だった場合、他にローンなどがないと仮定するとリースだけで年60万円までなら審査に通りやすくなるというわけです。
月々に換算すると5万円になりますね。
住宅ローンやほかの支払がある場合はこの5万円から差し引いていくことになるのでリースに使えるお金は少なくなっていきます。
前置きが長くなってしまいましたが、軽自動車の方が審査に通りやすいというのはリース料金が安いことから来ていると考えられます。
安い車種なら普通車の3分の2ぐらいでリースできることもあり、これなら年収が低くても審査に通りやすいというわけですね。
ただし軽自動車でも料金が高いものはあるのでそういった車種を選ぶと審査には通りにくくなるでしょう。
軽自動車のリース料金はどれくらい?
軽自動車のリース料金がどれくらいのなるのか以下のページにランキング形式でまとめてあります。
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軽自動車のリース料金ランキング
軽自動車のリース料金をランキング形式でお伝えしていきたいと思います。 軽自動車は普通車よりも維持費用が安いためここ最近非常に人気を集めています。 国は税収を増やすために人気のある軽自動車の税金を増額し ...
車種によってかなり違いがありますが、9年契約で一番安い車種なら月々1万5000円程度で利用することもできますね。
こういった車を選べば審査に通りやすくなることは間違いないでしょう。
まとめ
軽自動車と普通車のリース料金を比較すると軽自動車の方がリース料金が安い傾向にあります。
そのため年収が低くても支払いが容易なので審査に通りやすくなります。
ただし一口に軽自動車といってもリース料金はピンキリなので、不安がある方は安い車種を選択するようにしましょう。
少しでも安い軽自動車を利用したい場合はスズキのアルトやダイハツのミライースあたりがねらい目ですよ。
リース業者によっても料金は異なるのでいろいろ比較してみてください。