車を再リースすることのメリットとデメリットについてお伝えしていきたいと思います。
最近ではカーリースを利用する人も増えてきており、2018年には25万件だったのが2022年には93万件まで増えるといわれています。
今がまさに成長期ともいえるリース市場ですが、利用している方は契約が満了した際にどうするかをすでに考えていますか?
仮に2018年から契約していたとして5年契約なら2023年にはどうするかを決めなければいけません。
まだまだ先のことと思っているかもしれませんが、案外あっという間に来てしまうと思いますよ。
契約満了後には「乗り換え」「買取」「再リース」のどれかを選択することになると思いますが、今回はこのうちの再リースについて考えていきたいと思います。
再リースのメリット
再リースを選択すると通常は1年単位で、まれに2年単位での更新になります。
リース料金は残価分を再リースする期間で再度計算しなおすことになります。
一般的に考えられる再リースのメリットには次のようなことがあげられます。
- 慣れた車に乗り続けることができる
- 再契約する手間が省ける
- 同じディーラーや販売員と引き続き付き合いができる
特に乗りなれた車に乗り続けることができるのは大きなメリットであるといえるでしょう。
車が変わると感覚が変わって事故を起こしやすくなりますし、何より再契約するのにまた1から車選びをしなければいけないので面倒ですからね。
再リースのデメリット
一方で次のようなデメリットもあると考えられます。
- 型式が古くなる
- リース料金が上がることがある
常に最新式の車に乗りたいと思っている場合は再リースはあまり向いていないかもしれませんね。
また調べてみると再リースすることで料金が上がってしまうなんてこともあるようです。
なので再リースするかどうかはプランを見てから決めたほうがいいかもしれませんね。
再リースした場合の料金シミュレーション
再リースすると料金がどのように変わるのかシミュレーションしていきたいと思います。
今回は計算を単純にするために細かい要素は割愛して料金面だけで考えていきたいと思います。
契約期間は5年と仮定し、残価は30%になるとして計算していきますね。
リース料金が200万円の場合
リース料金が200万円の場合は残価を差し引いて140万円でのリースになります。
そうなると月々の支払は約2万3000円となります。
契約満了後に2年間再リースすると60万円を24か月で支払うことになるのでリース料金は月々2万5000円となります。
若干ですがリース料金が上がる結果となってしまいましたね。
1年契約ならさらにリース料金は高くなってしまいます。
リース料金が1000万円の場合
先ほどと同じように計算していくと1000万円の車のリース料金は700万円なので月々の負担は約11万6000円となります。
契約満了後に2年間再リースすると300万円を24か月で支払うことになるのでリース料金は12万5000円となりこちらも若干高くなってしまいました。
ただしこれはあくまで単純計算で実際には再リースの時にも残価を設定することになったり、メンテナンス費用にも差が出てくるのでもうちょっと違う結果になると思います。
再リースを検討している方は契約期間やリース料金をよく検討してから利用するようにしてください。
まとめ
車の再リースにはメリットもあればデメリットもあります。
そのため契約満了後にどのようにするかはライフスタイルに合った方法を選ぶのがいいでしょう。
今後も長く車が必要になるのなら再リースではなく買取や乗り換えを選択したほうが経済的にもいいと思います。
逆にあと1年など短い期間だけ車が必要になりそうなら再リースを利用するのもありでしょう。
いずれにしても途中で解約することはできないのでよく考えてから契約するようにしてくださいね。