カーリースは納車までどれくらいかかるのか、また納車前に解約は可能なのか詳しく調べていきたいと思います。
最近では新車を購入するのではなくカーリースを利用する人も増えてきています。
契約数はこの数年で10万件以上増えており、2022年には約93万件まで増えるといわれています。
これは単純にカーリースの認知度が上がってきたことに加えてリース業に参入してきた業者が多いこと、また利用者にも大きなメリットがあることなどから契約数が増えているのだと考えられます。
カーリースのメリットについては以下のページを参考にしてください。
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カーリースを選択するメリット【個人向け】
個人向けのカーリースを選択することにはどのようなメリットがあるのでしょうか? 近年、若者の車離れが深刻化する中でカーリースを選択する人も増えてきました。 一般社団法人日本自動車リース協会連合会が発表し ...
納車までの流れ
一般的なリース業者の納車までの流れは次のようになっています。
- 見積もり
- 審査
- 契約
- ディーラーとのやり取り
- 納車
最近ではこれらの流れがすべてネットから行えるようになっており、自宅に居ながら納車までを完結することができるようになっています。
契約に必要な書類に関しては郵送されることになり、必要事項を記入し捺印して返送する形になります。
無事に契約することができればそのリース会社が取引を行っているディーラーから連絡が入ることになり、今度はクルマの登録に必要な書類等が送られてくることになります。
これらの手続きがすべて終了すればようやく納車されることになります。
審査にかかる日数
審査では主に「年収」「職業」「債務履歴」などが調べられることになります。
リース会社にもよりますがだいたい2,3営業日で審査が終了するところがほとんどです。
審査に通ればはれて契約となります。
納車までの期間
新車を購入したことがある方ならわかると思いますが、契約してから納車されるまではある程度の時間が必要になります。
これはディーラー側も発注を受けてから注文して希望の車種を納品するからです。
納車までの期間は車種や業者によっても異なりますが、だいたい1ヶ月を目安にしておくといいでしょう。
ただし注文が多い時期や人気車種になると2か月程度待たされることもあるので契約する場合は余裕をもってしておきましょう。
一方、新車ではなく中古車をリースする場合はその店舗にある在庫からリースすることになります。
そのため契約したその日にすぐに乗って帰ることも可能になります。
中古車リースでは実際に店舗に足を運ばないと契約出来ないところもあるので、その業者の契約の流れをよく確認しておきましょう。
納車前に解約することはできる?
相談で多いのは納車前に事情が変わって車が必要なくなったので解約したいというものです。
結論から言うと納車されていないとはいえすでに契約している場合は解約することはできません。
どうしても解約する場合は違約金を支払うことになります。
未使用状態での解約違約金は車種や業者によって異なると考えられます。
ネットで探してみると実際に納車前にキャンセルした方の話が見つかりました。
どんな車種で契約していたのかわかりませんが、整備費用や保険で47,720円請求されたとありますね。
これが相場かどうかはわかりませんがかなり安い方だと思います。
基本的に車は全く乗っていなくても購入した時点で中古車扱いになり価値が下がってしまいます。
未使用の新車は新古車などと呼ばれることもありますが、全く乗っていないなら新車価格の90%ぐらいにはなりますね。
この10%が解約違約金の目安だと思っておくといいと思いますが、もしかしたらキャンセルした時期によっても金額が異なるかもしれません。
おすすめはしませんがどうしても解約することになった場合はサポートセンターに相談してみてください。
まとめ
カーリースは契約してから納車されるまで1ヶ月~2ヶ月程度必要になります。
その間は代車などが支給されるわけでもないので、契約はできるだけ余裕をもって行った方がいいでしょう。
納車までの期間がここまで長いと中には納車される前に車が必要なくなり解約しなければならなくなったという人もいるかもしれません。
基本的には契約が成立した時点で自分の都合だけで解約することはできず、規約に書いてある通りの違約金を支払う必要が出てきます。
納車前ならそこまで大きな金額にはならないと思いますが、一方的に損をすることになるので契約の際は計画的に行うようにしてください。