ノートe-POWERのリース料金を比較していきたいと思います。
ノートe-POWERは日産が2016年から販売しているノートの新型モデルです。
e-POWERを搭載した車はバッテリーによって走るため電気自動車に分類されることもあるのですが、発電のためにガソリンを利用しているため純粋な電気自動車とは言えず、ハイブリッド車に分類されることもあります。
従来の電気自動車はバッテリーの充電を外部電源に依存しているイメージがある方も多いと思いますが、e-POWERでは電力の供給を100%エンジンに頼っているためわざわざ充電する必要がありません。
そのためバッテリー容量が小さくできるというメリットもあります。
エンジンはバッテリーの充電に使われることが多いため走行性能は同社が販売する電気自動車のリーフに近いものになっています。
ガソリンを入れるのに電気自動車と同じような走りを味わえることから販売当初からかなりの人気が出ました。
2018年の1月〜9月の間に約7万台も売れており、ノート全体で同年の日本国内における登録車販売ランキングで第1位を獲得しています。
電気自動車としては価格も手ごろになっているためそれも人気の理由の一つになっているのでしょう。
新車購入とリースの差
車に乗る方法としては新車あるいは中古車を購入する方法とリースを利用する方法があります。
どちらの方法にも一長一短があるため経済状況やライフスタイルに合わせて使い分けるのがいいと思います。
- 支払総額が安くなりやすい
- 仕様に制限がない
- 維持費のみで車に乗り続けることができる
<リースのメリット>
- 頭金不要
- 月々定額で乗ることができる
- メンテナンスプランもあるので急な出費が必要ない
- メンテナンスも丸投げできる
- まとまった費用が必要になる
- 車検などのメンテナンスを自分で管理する必要がある
<リースのデメリット>
- 支払総額が高くなりやすい
- 途中で解約することができない
- 走行距離に制限がある
- 原状回復の義務がある
このようにどちらの方法を選択してもメリットとデメリットはあるので支払い方法でより自分に合っている方を選ぶのがいいでしょう。
リースはこんな人におすすめ
上記のことを踏まえるとカーリースは次のような人に向いています。
カーリースに向いている人
- まとまったお金が用意できない人
- 月々の負担を一定にしたい人
- 維持管理を丸投げしたい人
- 決まった期間だけ車が必要な人
特にカーリースは一定の期間だけ車が必要になったという方、例えば子供の送り迎えに数年間車が必要になったという方や、介護のために車が必要になった、単身赴任で数年間だけ車が必要になったという方に人気のサービスとなっています。
おすすめのカーリース業者
一口にカーリースといっても業者によってプランが違えば料金設定も異なっています。
メンテナンスの範囲なども違うことがあるので契約の際はいろいろな業者を比較しておくのが重要です。
オリックス自動車
老舗リース業者の一つで、カーリースのシェアでも長年1位を獲得しています。
ディーラーとの結びつきが強く、需要が多いため1度に大量の車を仕入れることが多く、その分値引きできる金額も高くなっています。
そのためリース業者の中でも最安値で利用できることが多いです。
契約プランも5年、7年、9年から選択できるようになっており、リースにしては珍しく一定期間利用すると違約金なしで解約できるようになっています。
5年契約なら3年目から自由に解約することができるので短い期間だけ車が必要だという方にもおすすめです。
また残価設定もないためいちいち契約プランで悩む必要もありません。
業者選びに迷ったらまずはここで見積もりを取ってみるといいでしょう。
コスモスマートビークル
石油小売業者の大手であるコスモ石油が提供するカーリースサービスです。
2011年から参入しているいわゆる中堅組なのですが、圧倒的な宣伝力とガソリンスタンドで契約できる手軽さから瞬く間に大手の仲間入りを果たしました。
大手にはないメンテナンスの細かさと石油事業を生かした給油割引などがあるのも強みとなっています。
車種によってはオリックスよりも安くリースできることがあるので比較してみるといいでしょう。
現在はインターネットからも手軽に契約できるようになっているので近くにガソリンスタンドがないという方でも安心して利用することができます。
残価設定があったり契約後に車を買い取りたい場合にはプランを調整する必要があるので契約の際はしっかりと内容を理解したうえで行うようにしてください。
マイカー賃貸カルモ
2018年から新たにカーリースサービスを開始した新規参入業者です。
もともとIT業界にいた強みを生かして次々にほかの企業と提携し新たなサービスを提供しています。
その一つに中古車販売のガリバーがあり、現時点で車を持っている方は下取りからリース車の納車までを最短1日で行えるサービスも提供しています。
すべてがネットから完結する手軽さもあり今後は需要が増えると予想されます。
車の仕入れもオリックス自動車と提携しているので不安要素はありません。
契約期間も1年から11年まで1年単位で細かく設定できるのでライフスタイルに合わせやすくなっています。
メンテナンスプランには原状回復保証も付いているので運転に自信のない方でも気軽に利用することができるでしょう。
上記の2社と合わせて比較しておくと間違いないでしょう。
ノートe-POWERの料金比較
先ほど紹介した3社でノートe-POWERのリース料金の見積もりを取ってみたところ次のような結果になりました。
契約条件 | オリックス | コスモ | カルモ |
---|---|---|---|
3年 | - | 62,700円 | 63,185円 |
5年 | 45,320円 | 48,180円 | 49,567円 |
7年 | 37,400円 | 42,130円 | 41,658円 |
9年 | 31,460円 | - | 35,901円 |
11年 | - | - | 32,758円 |
グレード | e-POWER X 5人 1200cc | e-POWER X 5人 1200cc | e-POWER X 5人 1200cc |
走行距離制限 | 月2000km | 月1000km (変更可能) | 月1500km |
オプション | カーナビ ETC マット | カーナビ ETC | カーナビ ETC マット |
頭金 | なし | なし | なし |
ボーナス払い | なし(変更可能) | なし(変更可能) | なし |
契約満了後 | もらえる(プランによる) | 買取可能 | もらえる(プランによる) |
ノートe-POWERは電気自動車の中でも200万円ぐらいで販売されているお手ごろな車なので、ちょっと電気自動車を試したいぐらいに思っている方にもおすすめです。
購入資金をためることが難しい場合はリースを利用することで月々3万円程度から利用することもできます。
オリックスの9年契約プランなら契約満了時に車をもらうこともできるので、それほど走行距離が長くない場合には無料でもらってそのまま乗り続けるのもありだと思います。
短い期間だけ乗ってみたいという方はオリックスの5年契約を利用したり、カルモで短期の契約をするのもいいでしょう。
リースはその人に合った乗り方ができるのが最大の強みなので、長く乗りたいという方も短く乗りたいという方もぜひ検討してみてください。
まとめ
ノートe-POWERは電気自動車の中でも価格が安いため気軽に乗れる車となっています。
ガソリンを入れるのにバッテリーで走るという新しい感覚で車を楽しむことができるでしょう。
電気自動車じゃないという意見があることも事実ですが、バッテリーで走る以上は電気自動車に分類しても問題ないでしょう。
今後はどのメーカーも電気自動車へ移行していくので、今のうちから楽しんでおくのもいいと思いますよ。