カーリースの審査で連帯保証人が必要なのはどんな時なのか詳しく解説していきたいと思います。
この数年の間に個人向けカーリースの利用数は急増しており、2018年には10万件増えて約25万件まで契約数が増えました。
このペースで増えていくと2022年には約93万件まで増えるといわれています。
非常に手軽に利用できるのがカーリースのメリットでもありますが、契約する際には審査を通過する必要もあります。
審査で見る項目は?
各業者によって審査の内容はちょっとずつ違うといわれていますが、実際に見られる項目はほとんど一緒でその線引きが厳しいか緩いかの違いぐらいしかありません。
チェックされる項目は次の通りです。
- 年収
- 職業
- 債務履歴
年収
カーリースを利用することになると毎月一定の金額を負担することになるので、当然安定した収入が必要になります。
審査に通過するボーダーラインは年収200万円といわれていますが、これは業者によって基準が異なるでしょう。
また年収に応じてどのくらいの支出があるのかもチェックされるといわれています。
たとえば住んでいる家の家賃あるいはローンがどれくらいなのかといったことです。
簡単に言うとリースに使えるお金はどれくらいなのかということですね。
年収の条件を満たしていたとしてもリースに使えるお金が1万円しかないのなら審査に通るのは難しいでしょう。
職業
あまり深いところまでは調べられないと思いますが、きちんと安定した収入があることが条件となることが多いです。
あくまで例えばですけど、上場企業に勤めているサラリーマンとマグロ漁船など収入が安定しない可能性がある職業では審査の通過しやすさも異なるでしょう。
あるいは反社会勢力に所属していたら安定収入があってもリースは利用できないと思いますし。
まあでも毎月安定した給料がもらえる企業なら審査に支障はないと思います。
債務履歴
審査では過去あるいは現在の債務履歴が調べられます。
現在支払っている借金、例えば家のローンとかがある場合は年収に対してどれくらいの割合に支払いがあるのかを調べられることになります。
また過去に借金がありその返済が滞ったことがある場合などは審査に影響することもあります。
基本的にはCICやJICC、全銀協(全国銀行協会)といった期間で債務履歴が調べられることになるので、過去5年間の間に返済が滞っていたり自己破産をした経験がある場合は審査に通りにくくなります。
ただし状況がちゃんと改善されていれば記録が残っていても審査に通ることはあるようです。
どんな時に連帯保証人が必要?
審査に通らない時は連帯保証人を付けることで審査に通過することがあります。
また状況によっては連帯保証人が必須になることもあります。
連帯保証人が必要になるのは次のようなケースになります。
主婦や学生
主婦や学生の場合は収入がないことも多いでしょう。
その場合は配偶者や安定収入のある親が連帯保証人になることで審査を通過することができるようになります。
車が必要になった場合はまずは身近な人に相談してみましょう。
パートやアルバイト
主婦や学生の方でもパートやアルバイトをしている人はいるでしょう。
ただ先ほど年収で説明したように200万円以下だと審査に落ちることもあります。
そういった場合は配偶者や安定収入のある親が連帯保証人になることで審査を通過することができるようになります。
勤続年数が1年未満の社員
年収や職業の条件を満たしていても勤続年数が1年未満の社会人の場合は審査に落ちることがあります。
これは1年目の離職率が最も高く将来的にどうなるか予想ができないからです。
しかしそのような場合でも連帯保証人を付けることで審査に通りやすくなります。
働いている場合は連帯保証人になってもらうときも説得しやすいと思うので両親などに相談してみるといいでしょう。
連帯保証人になれるのはどんな人?
連帯保証人をだれに頼めばいいのかわからないという方は少なからずいるようです。
基本的に連帯保証人はハンコさえ押せばだれでもなることができますが、よっぽどのことがない限り親族以外の人はなってくれないでしょう。
昔から何があっても連帯保証人にはなるなといわれていますからね。
なので一般的には両親や兄弟姉妹がなることが多いです。
ただし連帯保証人になる場合は安定した収入があることが必要条件となります。
すでに定年退職している親では連帯保証人になることができないこともあるので、そういった場合はほかの人を探すしかありませんね。
各リース会社の対応
連帯保証人について各サイトで調べてみたところ以下のような記載がありました。
オリックスの場合
A.正社員として勤続1年未満の場合は、ご家族様などで定期収入をお持ちの方に連帯保証を頂き、審査のお申込みをお願いします。
A.ご家族様などで定期収入をお持ちの方に連帯保証を頂き、審査のお申込みをお願いします。
A.ご家族様などで定期収入をお持ちの方に連帯保証を頂き、審査のお申込みをお願いします。
A.正社員として1年以上同じ会社に勤続している方であればご本人様のみでお申込みいただけます。(審査の結果、お願いする場合もあります。)また、お客様の職業が「専業主婦」「パート・アルバイト」「学生」など安定的な収入が見込めない場合は、安定収入のある方の連帯保証が必要になります。
オリックスでは上記の場合に連帯保証人が必要になることがあるので該当する場合は事前に相談しておきましょう。
コスモの場合
A.安定的な収入のある方を連帯保証人にご設定いただければ、お申込みいただけます。
A.安定的な収入のある方を連帯保証人にご設定いただければ、お申込みいただけます。
A.お申込みいただけます。ただ、勤続1年未満の正社員の方の場合は、連帯保証人のご設定をお願いする場合がございますので、あらかじめご了承願います。
こちらもオリックスと同じような場合に連帯保証人が必要になるようですね。該当する場合は事前に相談しておくのがいいでしょう。
まとめ
カーリースの審査に通らない時は連帯保証人を付けることで通過できることがあります。
特に学生あるいは主婦の場合は連帯保証人が必要になる場合が多いので、なってくれる可能性がある方に事前に相談しておきましょう。
カーリースを利用する場合は長期契約になることが多いと思いますので、きちんと将来のことを計画的に考えてから利用するようにしてくださいね。