カーリースで車検を受ける流れと注意点についてお伝えしていきたいと思います。
車を公道で走らせるためには必ず車検が必要となり、これを受けずに走っていると捕まってしまいます。
車検は車購入時に受けてそれから3年後に受けなければいけないようになっています。
その後は2年ごとに受けるのが義務付けられており、これは車を購入している場合もリースをしている場合も同じです。
一般的に車検を受ける際は以下のものが必要になります。
- 自動車検査証(車検証)
- 認印
- 自動車納税証明書
- 自動車損害賠償責任保険証明書
- 車検時諸費用
カーリースの場合は車検時の諸費用が含まれている業者とそうでない業者があるので契約の際にしっかりと確認しておいた方がいいでしょう。
車検の流れ
カーリースでは車検の時期が近づくとリース会社から通知が届きます。
そして車検を受けるために必要な書類が送られてくることになります。
例えばオリックス自動車だと納税証明書(契約に自賠責保険を含む場合は、自賠責保険証明書)が送られてくることになります。
またオリックスのように車検の無料クーポンがついている場合は車検を受けるための工場(ディーラー)がすでに決まっているのでそこに連絡を入れて予約を取ります。
日時が決まったら必要書類とクーポンを忘れずに持参して工場へもっていきます。
ちなみに重量税は車検の時期になると口座に振り込まれますので、当日に重量税を車検を受けた整備工場へ支払います。
無料になるのはどの範囲まで?
車検では非常に多くの項目がチェックされて、交換が必要になった部品があった場合はその分の費用が発生することになります。
クーポンでカバーしてくれる費用は業者によって差があり、例えばオリックスでは以下の範囲までカバーしてくれます。
- 基本点検整備費用(総合検査料・代行料・印紙代)
- エンジンオイル・オイルエレメント交換
- タイヤローテーション
- バッテリー液・ウォッシャー液補充
- ブレーキオイル交換
- ロングライフクーラント交換
コスモ石油やカルモなどはこれに加えてブレーキパッドやバッテリーの交換などにも対応してくれます。
逆にこれよりも範囲が狭い業者もたくさんあるので契約の際にきちんと確認しておいた方がいいでしょう。
その範囲によっては車検が無料となっていても追加で料金が発生することがあります。
なおクーポンを紛失してしまった場合は再発行に対応してくれない業者がほとんどなので車検の時まで大切に保管しておきましょう。
整備の際の注意点
オイルやエレメントの交換ではオリックスが指定したものが無料となっており、別のグレードにする場合は追加で料金が発生することがあります。
ネットで調べているとオリックスのカーリースを利用している方でオイル無料クーポンを利用して交換しようとしたところその車にはもう一段階上のグレードを使った方がいいといわれその分の追加料金を支払う羽目になったという方がいました。
別に低グレードでもいいのではないかと思う方もいるかもしれませんが、そうすると車の寿命が縮んだり燃費が悪くなったりします。
そのため無料クーポンを持っているからといって必ずしも無料になるとは限らないことだけは頭に入れておきましょう。
住所が変わったら?
リースを利用していてよくあるのが契約途中で引っ越したため車検などの整備をどうすればいいのかという質問です。
これについても業者によって対応が大きく異なります。
オリックスやコスモなどの全国展開している業者なら引っ越した旨を伝えれば引っ越し先の提携工場を紹介してくれて問題なく車検などを受けることができます。
しかし全国展開していない中小企業を利用すると引っ越し先に提携工場がないことがあり、その場合は自分で車検費用などを負担しなければならなくなります。
当然リース料金も支払っているので2重で負担していることになりますね。
中小企業ではリース料金が安いこともありついつい利用してしまうこともあると思いますが、転勤や引っ越しのリスクが残ってる方はオリックスなどのように全国展開している業者を利用したほうがいいでしょう。
まとめ
カーリースを利用している場合は車検を受ける際にいくつかの注意点があります。
- 業者によって無料になる範囲が異なる
- 指定の工場を利用しなければならない
- 無料にするためにはクーポンが必要で紛失しても再発行できない
- 業者によって指定の工場を変更できない(引っ越しに注意)
基本的にはオリックスやコスモといった大手を利用していればサービスも充実しているのでそういった業者で契約することをお勧めします。