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車のリース契約で審査に通らない時の対処法

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車のリース契約で審査に通らない時の対処法をお伝えしていきたいと思います。

車のリース契約というのは年々増加しており、平成30年には新車購入のうち約15%がリース車両であるというデータも出ていました。

また2022年までに個人向けのリース契約数は現在の3倍以上にあたる93万件まで増えるといわれています。

2010年以降個人向けカーリースを取り扱う業者も増えてきましたし、テレビでCMを見たことがある方も多いと思います。

これから新車の購入をしようと思っている方は場合によってはカーリースを検討してみるのもありだと思いますよ。

カーリースの仕組み

カーリースの仕組みについて簡単に説明していきたいと思います。

リースとはそもそも賃貸契約と同じ(厳密には違うが)で、ユーザーは一定の支払いを行うことで商品の使用権だけを譲り受けて利用することができるようになるサービスです。

リース会社は契約が成立した時点でディーラーから車を購入し、それを月々一定の負担で契約者に貸し出してくれます。

もともとリース会社が所有している車を利用させてもらうのではなく新しく車を購入するというのがレンタルとの大きな違いですね。

そのため契約が成立した時点でリース会社には新車1台分のマイナスが発生することになります。

リース会社は月々の支払でこのマイナス分を回収するというわけなんですね。

慈善事業ではないためリース料金には当然金利が発生しており、マイナスを出さないために基本的に途中解約はできないようになっています。

資金が回収できるかどうかは会社の運営に直接かかわってくるため、契約の際には審査が行われるのが一般的となっています。

契約には審査が必要

先ほども言ったように資金がきちんと回収できるかどうかを判断するために契約の際には審査を行います。

カーリースを利用するための審査は主に次の3つを調べています。

収入

毎月きちんと支払いを行うためには安定した収入が必要になります。

すでに退職していて十分な貯金がある場合はどうなるのかと思った方もいるかもしれませんが、その辺の判断はリース会社によって変わりますね。

そもそもリースは頭金が用意できない人が利用することが多く、まとまったお金がある場合は購入したほうが安くつきます。

なのでそういった方はリースを利用するのではなく購入したほうがいいでしょうね。

話がそれましたが、安定した収入というのは年収200万円がボーダーラインだといわれています。

もちろん厳密な数字ではないのでこれ以下でも利用できることはあると思いますが、連帯保証人なしで利用したい場合はこれぐらい必要だということを覚えておきましょう。

仕事内容

年収が200万円がボーダーラインとは言いましたが、仕事内容によっては通らないこともあります。

例えばアルバイトやパートでも定期的な収入源になっているのなら審査には通ります。

しかし極端な例でいうと画家で1年に1枚200万円で絵を売って生活しているというような場合は審査に通りにくくなります。

ポイントは継続的な収入があるかどうかで、正規雇用か非正規雇用化などは問題にはならずパートやアルバイトでも収入をクリアしていれば審査には通ります。

また反社会的勢力などに属している場合は言わずもがな審査に通るのは難しいでしょう。

債務履歴

上記の2つをクリアしていても債務履歴によっては審査に通らないことがあります。

審査に通りにくい人は以下のような特徴があります。

  • クレジットカードでブラックリストに入っている
  • 10年以内に自己破産の経験がある
  • スマホ代、家賃、税金を滞納している
  • ローンや借金の未払いがある(分割払い・リボ払いを含む)

これらの情報はリース会社がカード会社などを通じて調べることが多く、CIC、JICC、全銀協(全国銀行協会)のいずれか、あるいは複数の機関で調べられます。

ブラックリストの情報は最短でも5年、自己破産の場合は10年間は記録として残るといわれているので、これらの経験がある場合は審査に通りづらくなります。

ただし絶対無理だというわけではなく自己破産を経験していても現時点できちんとした職について収入がある場合は審査に通ることもあります。

上記で1つでも心当たりがある場合は審査に通らないことも視野に入れておいた方がいいでしょう。

審査に通らない時の対処法

審査に通らない人は主に3パターンに分けられます。

債務履歴によりどうやっても審査に通らない

例えば過去1年間の間に自己破産をしている場合は現時点でどれだけ改善していたとしても審査に通らない可能性があります。

リース会社側も無用なリスクは背負いたくありませんし、何より印象が悪いですよね。

おそらくこの場合はローンを組もうとしてもだめだと思うので信用度が回復するまで数年待つしかありません。

早ければ2,3年で利用できるようになりますし、遅ければ自己破産してから10年待たないと利用できないでしょう。

これはリース会社によっても基準が異なるのでその都度試してみるといいと思います。

契約しようとしている車が高すぎて審査に通らない

2つ目のパターンは収入に対して契約しようとしている車が高すぎる場合です。

例えば月収が20万円しかないのに月10万円もする車をリースしようとしていたら審査に通らないのはわかると思います。

これは極端な例ですが、リース以外にも収入に対して支払わなければならないお金がある場合はそれも含めて審査の対象になります。

例えば家のローンとか携帯料金とかですね。

この場合は契約しようとしている車のランクを落とすことで審査に通る可能性があるので別の車を検討してみるといいでしょう。

普通車ならトヨタのヴィッツやスズキのスイフトあたりが安くリースできますし、軽自動車ならスズキのアルトやダイハツのミライースあたりが安くリースできるので審査に通らない時はこれらの車を検討してみるといいでしょう。

収入のボーダーラインが微妙で審査に通らない

これは先ほどの理由と似たような感じですが、月収が200万円を超えるかどうかあたりだと審査に通らないことがあります。

これは車種を変更しても結果が変わりにくいです。

こんな場合は定期的な収入がある方に連帯保証人になってもらうことで審査を通過することができるようになります。

基本的には連帯保証人になってもらうのは両親や夫や妻など家族が多いですが、いずれにしても定期的な収入がある方でないと意味がありません。

定職についていなくてもパートやアルバイトの方でもなれるのでそういった方に頼んでみましょう。

審査なしで利用できる業者がある?

審査を通過してリースを利用できるならそれに越したことはありませんが、中にはどうしても審査に通過できないという事情を抱えている方もいるでしょう。

それでも車が必要になったらどうにかして調達する必要がありますよね。

調べてみたところごくごく一部の地域限定ですが審査なしでリースを提供しているところもあるようです。

以下のページにまとめてあるので興味がある方はそちらもご覧になってみてください。

審査なしでカーリースを利用したい

審査なしでカーリースを利用したいと思っている方は少なからずいるようです。 カーリースはクレジットカードや消費者金融を利用するのと同じように審査を受けることになります。 ですが個人の事情によっては審査を ...

まとめ

カーリースを利用する場合はほぼほぼ審査が必要になり、支払い能力がないと判断されると審査に落とされてしまいます。

しかし完全にアウトの方は別ですが、契約条件を工夫することで審査を通過することもできるようになります。

特に債務履歴は問題ないはずなのに審査に通過できないという方は上記の方法を試してみるといいでしょう。

また契約条件はそのままでリース会社だけを変更しても審査に通過することもあるようです。

これは会社によって審査基準が異なるためです。

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