タントのリース料金が安い業者はどこなのか調べていきたいと思います。
タントは2003年からダイハツで販売されている軽トールワゴン(軽スーパーハイトワゴン)です。
直近では2019年7月にフルモデルチェンジされた4代目が販売されており、目標台数を大幅に上回るペースで売れています。
2019年の9月の軽自動車の販売実績を見てみるとN-BOXに次いで第2位となっています。
*出典:全軽自協
これはフルモデルチェンジした影響が色濃く出た結果のようですね。
ちなみに販売開始から1ヶ月で売れた台数は約37,000台だったそうです。
軽自動車でも室内空間の広い軽スーパーハイトワゴンなので主婦層からファミリー層まで幅広い人気があるようですね。
カーリースで負担を軽減
タントは新車価格で約150万円、オプションを付ければ180万円を超えてしまうこともあるためやや高めの車といえるでしょう。
軽自動車は維持費が安いとは言っても最近は税金も上がってきていますし、タントよりも安い普通車も売られているのでどちらがいいかは微妙なところではあると思います。
とはいえ手軽に乗れる軽自動車の需要はこれからもどんどん増えていくことは間違いないでしょう。
一括やローンで購入すると家計への負担が大きなものになりますが、最近ではカーリースという第3の選択肢もあります。
デメリットが強調されることが多いカーリースですが次のようなメリットもあります。
- 頭金不要
- 月々定額で乗ることができる
- メンテナンスプランもあるので急な出費が必要ない
- メンテナンスも丸投げできる
イメージ的には携帯電話の本体代金を一括で支払うか分割で支払うかの違いと同じような感じになります。
確かにカーリースでは支払総額が高くなるのですが、分割で支払っている以上は仕方のないことだと思います。
その分1ヶ月の負担はかなり小さくなるのでまとまった資金を用意するのが難しい方にはおすすめの乗り方になります。
走行距離を短くしたり契約期間を長くすることで負担を小さくすることもできるので、持ち家があって専業主婦になっている方などに人気があるようです。
リースはこんな人におすすめ
先ほど少し説明しましたが、カーリースは次のような人に向いています。
カーリースに向いている人
- まとまったお金が用意できない人
- 月々の負担を一定にしたい人
- 維持管理を丸投げしたい人
- 決まった期間だけ車が必要な人
車を購入している場合は初年度にまとまった出費が必要となりますが、そのほかにも車検や整備などで割と大きな負担が必要になることがあります。
カーリースなら車検があっても消耗品の交換が必要でもリース料金以外の負担は一切必要ないので先の見通しが良くなります。
一家に2台以上車がある場合はセカンドカーにカーリースを選択する人も多いようです。
特に一台目は普通車、二台目は軽自動車を選択する家庭も多いようなので、ファミリー層にもカーリースは人気があるというわけです。
おすすめのカーリース業者
リース料金は業者ごとに独自の基準で決められているため、同じ車種でも価格が大きく異なることがあります。
また業者によってメンテナンスの内容も違うので、メンテナンスパックを利用する場合はどの程度までカバーしてくれるのかをしっかりと確認しておく必要があります。
オリックス自動車
オリックス自動車はカーリースのシェアNo.1のリーディングカンパニーです。
グループ全体の車の保有台数もトップですし、リース会社としての歴史が長いためリースプランが何度も改良されており、利用者のニーズに最も近い形のプランを提供しています。
契約期間は5年、7年、9年から選べるようになっているのですが、それぞれのプランで一定期間すぎると違約金なしで解約できるようになるのも特徴の一つです。
またリースでは当たり前の残価設定もなしになっているためプラン選びで迷うことが一切ありません。
オリックスは各ディーラーとの結びつきも強く、一度に大量に仕入れを行うため1台当たりの値引きも大きくなっています。
なので業者を比較してもオリックスが最も安くなることが多いです。
唯一メンテナンスに細かい消耗品の交換が含まれていないという残念な点がありますが、そんなに何度も交換が必要なものでもないのでそこまで気にはならないでしょう。
走行距離も業者の中ではトップクラスとなる月2000kmで統一されているため走りを楽しみたいという方にもおすすめです。
コスモスマートビークル
石油小売業者の大手であるコスモ石油が提供するカーリースサービスです。
ガソリンスタンドで気軽に契約できるカーリースとして人気を集めています。
契約期間は3年、5年、7年から選択できるようになっており、走行距離は500km、1000km、1500kmから選択できるようになっています。
そのためライフスタイルに合わせて契約プランを決めることができます。
メンテナンスパックも3つ用意されており、契約年数に合わせてパックを変えることで無駄な出費を抑えることができます。
コスモ石油で給油することで最大10円/Lの割引を受けることもできるため主婦層からも人気を集めているようです。
マイカー賃貸カルモ
2018年から新たにカーリースサービスを開始した新規参入業者です。
もともとIT業界にいた強みを生かして次々にほかの企業と提携し新たなサービスを提供しています。
契約期間は業界でも珍しい11年まで1年単位で変更することができますし、メンテナンスパックにはほかにはない原状回復保証があるのでちょっとした傷があっても違約金を請求されることはありません。
オリックスとコスモ石油のいいとこどりをしたようなプランなのですが、他社と比較すると若干リース料金が高めになっていますね。
車種によってはメンテナンスパックがつけられないものもあるので、参考程度に見積もりを取ってみるのがいいでしょう。
もちろん条件によってはカルモが最適になることもあるので上記の2社で希望の条件にならなかった場合は検討してみてください。
タントのリース料金
先ほど紹介した3社でタントのリース料金の見積もりを取ってみたところ次のような結果になりました。
契約条件 | オリックス | コスモ | カルモ |
---|---|---|---|
3年 | - | 46,200円 | 46,242円 |
5年 | 33,770円 | 35,090円 | 36,111円 |
7年 | 27,720円 | 30,910円 | 31,674円 |
9年 | 22,990円 | - | 27,582円 |
11年 | - | - | 25,030円 |
グレード | 2WD 5ドア X 4人 660cc | 2WD 5ドア X 4人 660cc | 2WD 5ドア X 4人 660cc |
走行距離制限 | 月2000km | 月1000km (変更可能) | 月1500km |
メンテナンス | 標準 | ゴールド | ゴールド |
オプション | カーナビ ETC マット | カーナビ ETC | カーナビ ETC マット |
頭金 | なし | なし | なし |
ボーナス払い | なし(変更可能) | なし(変更可能) | なし |
契約満了後 | もらえる(プランによる) | 買取可能 | もらえる(プランによる) |
これを見てもわかるようにオリックスの9年契約が最も安くなっていますね。
9年契約で約2万3000円なのでリース料金の支払総額は約250万円となります。
車の本体代金が約150万円で、9年間のメンテナンス費はだいたい50万円前後といったところでしょうかね。
そう考えると約50万円分支払金額が多くなっていることになりますが、1ヶ月に換算すると5000円切るぐらいですかね。
維持管理は丸投げすることもできますし、車検の間の代車も無料になると考えればそこまで暴利というほどでもないでしょう。
実際にはバッテリーの交換などは自分で支払う必要があるのでもう少し費用は掛かりますが、何よりその負担を分散できるというのがリースの最大のメリットです。
コスモやカルモを利用すればそれらのメンテナンスも含めることができるので、そのあたりのことも考えて利用する業者を選ぶといいでしょう。
3年の短い期間だけリースを利用したい場合は実際にはメンテナンスプランを無しにしたりランクを下げたりするのでもっと手軽に利用できる金額になると思います。
利用目的に合わせてプランを変更できるのがリースのいいところなので、ライフスタイルに合ったリースプランが作れるようしっかり契約内容を理解しておきましょう。
まとめ
タントは軽自動車を得意とするダイハツが提供する軽トールワゴン(軽スーパーハイトワゴン)です。
同分野のライバルにはスズキのスペーシアあたりがいますね。
価格も似通った感じになってるのでどちらを選択するかは好みの問題になるでしょう。
イメージ的にはタントは男性、スペーシアは女性が利用する印象がありますが、別に決まっているわけではありませんし好きな方を選ぶといいでしょう。
リースを利用すれば月々の負担だけで車に乗ることもできるようになりますし、セカンドカーとしても所有しやすいと思います。
今後リースの利用者はどんどん増えてくるのでこの機会にぜひ利用を検討してみてください。