トヨタの人気車種であるヴィッツのカーリースの金額はいくらぐらいなのか調べていきたいと思います。
ヴィッツは1999年からトヨタによって販売されている車です。
当時日本ではデミオやマーチにロゴといったコンパクトカーも存在し、ミニバンやSUVの人気が高まっていました。
ヴィッツはこれらに対抗するのではなく価格の安さに加えて革新的なデザインや室内空間の広さ、衝突安全性能、環境性能の高さを追求することによって従来のセダン層などを取り込むことに成功しました。
これにより日本国内だけでなく海外でも爆発的にヒットすることになり、日産・キャシュカイに次いで欧州で売れている日本車となっています。
またこの時から5ドアコンパクトカーブームがおこり、これまであまり力を入れていなかった他社もフィットやマーチ(3代目 K12型)などの対抗車種を投入することになり、世界のコンパクトカー市場に大きな影響を与えています。
価格は120万円からとなっており普通車の中でも非常に求めやすくなっています。
普通車の購入を検討している方の中にはヴィッツが候補に入っていた方も多いのではないでしょうか。
カーリースという選択肢
とはいえ新車を購入するとなるとまとまった資金が必要になるため、経済状況によっては難しいという方もいると思います。
最近では新車を購入しなくてもカーリースを利用するだけで気軽に新車に乗ることができるようになっています。
カーリースには次のようなメリットがあり近年急激に利用者数が拡大しています。
- 頭金が必要ない
- 毎月定額で車に乗ることができる
- 車検などメンテナンスを丸投げできる
- 将来の見通しが立てやすい
特に頭金なしで月々定額で車に乗ることができるカーリースは若者を中心に人気を集めているというわけです。
ヴィッツを一括購入するとなるとオプションも入れて150万円前後ぐらいはすると思いますし、ローンを組んだとしても頭金で2割~3割程度は支払わなければならないでしょう。
一方カーリースを利用すれば頭金もボーナス払いも不要で月々一定の負担をするだけで新車に乗ることができるようになるのです。
しかもフィットぐらい安い車だと月々2万円台で乗ることも可能でしょう。
もちろんメンテナンス費用は含まれているため急な出費に困ることもありません。
業者によっては契約満了後に車をもらうこともできるので車がほしいと思っている方にも向いています。
契約期間が長くなると支払総額が高くなるという側面はありますが、維持管理の手間などを考えると必要経費と割り切ることもできると思います。
まとまったお金を用意できないけど車は絶対に必要だという方は一度検討してみるといいでしょう。
おすすめのリース会社
私がおすすめしているのは次の3社になります。
- オリックス自動車
- コスモスマートビークル
- マイカー賃貸カルモ
オリックス自動車
オリックス自動車はリース会社として最も歴史が長く、カーリースのシェアでも圧倒的No.1を誇っています。
利用者が多いということはそれだけ車を仕入れる台数が多くなるということで、1度の購入でまとまった台数を購入することになるということです。
1台ずつ購入するよりは複数台まとめて購入したほうが安くしてもらいやすくなるのは理解できるでしょう。
オリックスはそうした強みを生かして業界でも最安値でリースできる車がたくさんあります。
特に人気車種になると契約数も多くなるためより安価にリースできるようになります。
また契約数が多い車は特選車に選ばれることもあり、ほかの車と比較してもお得にリースできることがあります。
この記事を書いている時点ではヴィッツは特選車に入っていたので他社と比較しても安くリースできる可能性が非常に高いです。
コスモスマートビークル
2011年からサービスを開始している後発組ですが、これまでに5万件の契約を獲得しています。
成功の要因はガソリンスタンドで気軽にリースの紹介ができるという点でしょう。
ガソリンスタンドの数だけ店舗があるということなので規模が大きいのは想像に難くなく、あっという間に大手と肩を並べるほどになりました。
最大の特徴はガソリンスタンドで給油割引が受けられるサービスがあるということです。
もちろん車の調達にも優れており、車種によってはオリックスよりも安くリースできるものもあります。
契約プランも3年から用意されていますし、短期でのリースを希望している方にも利用しやすくなっています。
用意してあるメンテナンスプランは最もいいゴールドならオリックスよりもさらに手厚いサポートが受けられるようになっています。
自分でいちいち消耗品を交換するのが手間だという方はコスモのゴールドパックを利用するといいでしょう。
ただし最大で7年契約になるのでそれより長く利用したい場合は再リースするか初めからほかのリース業者を利用したほうがいいでしょう。
マイカー賃貸カルモ
2018年からサービスを開始した新規参入組で、もともとはIT業界で活躍していた会社が運営しています。
ネット世代の強みを生かして契約から納車まですべてスマートフォンからできるようになっているのも特徴の一つです。
ほかにはない新しいサービスを続々と発表しており、メンテナンスプランには他社にはない原状回復保証が入っています。
これにより運転に自信のない方でも安心して乗ることができるようになっています。
また1年から11年と幅広い年数で契約することもできるようになっており、短期で契約する方にも長期で契約する方にもおすすめとなっています。
まだ認知度がそこまで高くないためほかの2社に比べてリース料金が若干ためになることが多いですが、唯一無二のサービスを展開しているのでリースする価値は十分あると思いますよ。
ヴィッツのリース料金
先ほど挙げた3社でリース料金を比較してみると以下のようになりました。
通常のヴィッツとのちに販売されているフィットハイブリッドの2種類があるのでそれぞれで見積もりを取っています。
ヴィッツ
契約条件 | オリックス | コスモ | カルモ |
---|---|---|---|
3年 | - | 48,950円 | 41,920円 |
5年 | 32,340円 | 38,940円 | 36,283円 |
7年 | 27,940円 | 33,880円 | 31,614円 |
9年 | 23,760円 | - | 28,244円 |
11年 | - | - | 26,062円 |
グレード | F 5人 1000cc ガソリン | F 5人 1000cc ガソリン | F 5人 1000cc ガソリン |
走行距離制限 | 月2000km | 月1000km (変更可能) | 月1500km |
オプション | カーナビ ETC マット | カーナビ ETC | カーナビ ETC マット |
頭金 | なし | なし | なし |
ボーナス払い | なし(変更可能) | なし(変更可能) | なし |
契約満了後 | もらえる(プランによる) | 買取可能 | もらえる(プランによる) |
ヴィッツハイブリッド
契約条件 | オリックス | コスモ | カルモ |
---|---|---|---|
3年 | - | 57,310円 | 43,436円 |
5年 | 40,920円 | 43,890円 | 37,799円 |
7年 | 35,200円 | 38,720円 | 33,846円 |
9年 | 29,700円 | - | 28,964円 |
11年 | - | - | 26,134円 |
グレード | HYBRID F 5人 1500cc | HYBRID F 5人 1500cc | HYBRID F 5人 1500cc |
走行距離制限 | 月2000km | 月1000km (変更可能) | 月1500km |
オプション | カーナビ ETC マット | カーナビ ETC | カーナビ ETC マット |
頭金 | なし | なし | なし |
ボーナス払い | なし(変更可能) | なし(変更可能) | なし |
契約満了後 | もらえる(プランによる) | 買取可能 | もらえる(プランによる) |
ヴィッツは特選車に入っているだけあってオリックスでかなりお得にリースできるようになっていますね。
9年契約で2万円台前半なので支払総額としては240万円ぐらいになると思います。
9年間の維持費と本体代を合わせると通常購入なら200万円~250万円ぐらいになると思われるので非常に安いと思われます。
他車のサービスを加味してもオリックスが圧倒的にお得なので通常のヴィッツをリースするならオリックスを選ぶといいでしょう。
続いてヴィッツハイブリッドの方を見てみると今後はカルモが最も安くリースできるようになっています。
これはかなり珍しいですね。
カルモなら1年単位で契約年数を変更することができますし、メンテナンスパックも充実しているので満足いくサービスが受けられると思います。
原状回復保証によりちょっとした傷なら違約金が必要なくなりますし、運転に自身がないという方にもおすすめです。
11年契約ならわざわざ車をもらわなくても十分使い込んでいると思いますし、月々の負担も小さくなるので長期契約ならカルモがいいと思います。
どうせ乗るならハイブリッドの方がいいと思っている方はぜひ検討してみてください。
まとめ
ヴィッツは5ドアのコンパクトカーの中でも格安でリースできるようになっています。
通常モデルとハイブリッドモデルで最適な業者が変わるのでいろいろ比較検討してみるといいと思います。
今後車を所有するのにカーリースという選択をする人はもっと増えてきます。
2018年時点で個人向けカーリースの契約数は25万件でしたが2022年には93万件まで増えるといわれているほどです。
あなたも車を買い替える時や新たに車を購入する際にカーリースを検討してみるのもいいと思いますよ。
カーリースに向いている人
- まとまったお金が用意できない人
- 月々の負担を一定にしたい人
- 維持管理を丸投げしたい人
- 決まった期間だけ車が必要な人
1つでも当てはまる部分があるならカーリースを検討してみるのもありだと思いますよ。