オリックスカーリースのメリットとデメリットについてお伝えしていきたいと思います。
カーリースの大手といえばオリックスの名前が浮かぶ人も多いと思いますが、オリックスがリース業を始めたのは1970年代からでした。
当時は現在でも主流となっている法人向けのプランを提供していましたが、1990年代からは個人向けのプランの提供も行っています。
カーリース業者の中では最も歴史の長い会社で、法人と個人を含めたカーリースのシェアでも圧倒的差をつけて1位となっています。
ここではそのオリックスのカーリースを利用することのメリットとデメリットについて考察していきたい思います。
一般的なカーリースサービスのメリットとデメリットについては以下のページを参考にしてください。
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オリックスのメリット
オリックスのカーリースのプランを利用するメリットには次のようなことがあります。
残価設定がない
一般的なカーリースでは残価設定があり、残価を指しi引いた料金で利用できるため購入よりも安くなるという宣伝をしている会社も多いです。
それに対してオリックスには残価設定がありません。
中には残価設定がないことで料金が高くなるのではと懸念している人もいるようですがそんなことはありません。
オリックスは各自動車メーカーとの結びつきが強いため車を調達する時点で他社よりも値引きが大きくなるという特徴があります。
そのため残価がなくても他社よりも安くなりやすいのです。
また残価設定がなくなることによって利用者は契約プランで悩む必要もなくなりますし、プランがシンプルになるので非常にわかりやすくなります。
走行距離が長い
カーリースでは走行距離に制限が設けられています。
一般的な業者だと500km・1000km・1500kmの中から自由に選べるようになっているのですが、オリックスでは一律で2000kmとなっています。
普通に生活していれば1ヶ月で1000kmを超えることはあまりないと思いますが、その倍走れるオリックスでは走行距離を気にしなくても十分走ることができるでしょう。
遠出やレジャーが好きだという方でも安心して利用することができると思います。
契約満了後に無料で車がもらえる
残価設定がないということは契約期間中に車の料金をすべて支払っているということになります。
そのため契約満了後は無料で車をもらうことができるようになっています。
一般的な業者では契約満了後に残価分を支払う必要があるので買い取るためにまとまった資金が必要になりますがオリックスにはそのようなことがありません。
もちろん車が不要ならそのまま返却することもできますし、7年契約で車をもらう場合は車検費用も無料になります。
走行距離が短く車のコンディションが良い場合はもらって乗り続けるのもありだと思います。
一定期間利用すると途中解約できる
オリックスには3つの契約プランがあり、それぞれ一定の期間がたつと自由に解約できるようになります。
5年契約なら3年目から、7年契約なら6年目から、9年契約なら8年目からいつでも違約金なしで解約できます。
つまり5年契約でも最短2年から乗ることができるようになっているので短い期間車が必要だという方にも乗りやすくなっています。
中途半端な期間だけ車が必要になるという方もいると思うので、先のことがあいまいな場合でもオリックスは利用しやすいと思います。
リース料金が安い
先ほど少しふれましたがオリックスは他社と比較してもリース料金が安くなりやすくなっています。
例えば軽自動車のリース料金は次のようになっています。
車種 | オリックス | コスモ | カルモ |
---|---|---|---|
N-BOX (ホンダ) | 34,650円 | 38,390円 | 42,562円 |
ハスラー (スズキ) | 33,220円 | 34,210円 | 42,237円 |
タント (ダイハツ) | 35,640円 | 38,720円 | 要問合せ |
ミライース (ダイハツ) | 23,100円 | 32,340円 | 33,489円 |
ムーヴキャンパス (ダイハツ) | 33,550円 | 39,490円 | 43,652円 |
これを見てもわかるように個人向けカーリースで契約数の多い他社と比較しても料金が安くなっています。
しかも他社で車がほしい場合は満了後にさらに買取のためにまとまった資金が必要になるのでオリックスとではかなり差が出ると思われます。
車を返却する場合は関係ありませんが車がほしい場合は満了後の選択肢も含めて業者を検討したほうがいいでしょう。
オリックスのデメリット
続いてオリックスのデメリットを見ていきたいと思います。
メンテナンスを付けるかどうか選択できない
オリックスではすべてのプランに標準でメンテナンスパックがついてくるため自分で選択することができません。
自分でメンテナンスを管理したいという方には向いていないかもしれませんね。
また短い期間だけリースしようと思っている方、例えば2年だけ利用するなら車検などはありませんしメンテナンスの必要もないでしょう。
そういった場合でも料金には含まれているため、もしかしたら短期契約で他社でメンテナンスを外せばもっと安くできることもあるかもしれません。
メンテナンスに細かい消耗品の交換まで含まれていない
長く利用するとオイルやエレメントだけではなくフィルターやブレーキパッドなどの消耗品の交換も必要になってきます。
他社ではそれがあるプランとないプランで分けられていることが多いですが、オリックスには残念ながらそういったサービスを含んだプランは用意されていません。
そのため長期的に利用する場合は消耗品の交換を自分で負担する必要があります。
9年契約するなら少なくとも2回程度は交換しなければならなくなるでしょう。
任意保険がネット型
カーリースでも当然任意保険への加入が推奨されており、中には任意保険に入らないと利用できない業者もあります。
大手リース業者になると保険会社と提携してリースプランに合った任意保険を提供しているところもあります。
しかしオリックスは大手の中では珍しくネット型自動車保険の大手であるソニー損保と提携しており、加入も個人の裁量に任されています。
オリックス経由で加入することもできるようですが、基本的には自分で加入した場合と同じプランになるようです。
任意保険とリース会社への連絡を一本化したい場合は少し面倒かもしれませんね。
オリックスをお勧めする理由
当サイトでもカーリースではオリックスを一番おすすめしています。
その理由はやはりメリットにあり、契約期間や走行距離、リース料金など他社と比較しても優れている点が多いからです。
契約満了後に車がほしい場合ならオリックス一択だと思いますし、契約プランがシンプルなのでカーリースに対する知識もほとんど必要ありません。
一般的なリース会社だとオープンエンドやクローズドエンドといった違いを理解しておく必要がありますし、契約満了後の選択の仕方で最適なプランも異なってきます。
そういった煩わしい部分を排除したいならオリックスを利用するのがいいでしょう。
全国展開しているので住んでいる地域に店舗がないということはほとんどないと思いますし、実績が豊富だということはそれだけスタッフの質も高いということになります。
業者選びに困った場合はとりあえずオリックスで検討してみるといいと思います。
まとめ
オリックスはカーリース業者としては最大手で、提供しているプランもデメリットよりはメリットの方が多いです。
これは長年の経験から無駄を省き利用者が望む形に変化してきた結果だと思います。
オリックスなら知名度も高いですし、ネームバリューだけで選ぶ人もいると思います。
多くの車種でオリックスは業界最安値でリースできるようになっていますし、途中解約できるのもオリックスだけです。
カーリースの利用を検討しているならまずはオリックスで考えてみるのが妥当だと思いますよ。