カーリースで途中解約できる業者を紹介していきたいと思います。
カーリースは基本的に途中解約できないようになっています。
その理由はカーリースの仕組みを理解しておけば簡単にわかります。
カーリースの仕組み
カーリースは利用者がリース会社を契約して初めてリース会社が車を購入します。
そしてその車を期間を決めて利用者に貸し出すのがカーリースになります。
カーローンではお金を借りて車を購入しますが、カーリースでは車そのものを借りることになるんですね。
リース会社は車を購入しているわけですからそれを貸し出さないと利益を出すことはできません。
当然途中で解約されるとマイナスしか残らないということになりますね。
そのためほとんどのリース会社で途中解約する場合は違約金を請求することになっています。
この違約金によってマイナス分を補てんしようというわけですね。
実際に解約金を請求された例
調べ見ると実際に途中で解約して違約金を支払った例がありました。
A:7万5千円×12ヶ月×5年=450万円
B:7万5千円×12ヶ月=90万円
C:450万円-(90万円+230万円)=130万円
※A=リース料金の総額。
※B=1年の間に支払ったリース料金の合計。
※C=AからB+車両売却価格を差し引いた金額。
ここに遅延損害金や事務手数料などが加算され、合計190万円を請求されることとなりました。
このようにカーリースの解約には大きな経済的負担が伴いますが、それはリース会社が被った損害でもあります。一括で支払えない場合はできるだけ早く、リース会社に相談をするようにしましょう。
解約する時期にもよりますがそれなりに大きな出費になってしまいますね。
途中解約可能なリース会社
基本的には認められていない途中解約ですが中には条件付きで解約できるところもあります。
オリックス自動車
オリックス自動車が提供するカーリースプラン(新車)は「いまのりナイン」「いまのりセブン」「いまのりくん」の3つになります。
契約期間はそれぞれ9年、7年、5年に設定されており、プランによっては満了時に車を受け取ることもできます。
更にいまのりナインでは7年間使用後から、いまのりセブンでは5年間使用後から、いまのりくんでは2年間使用後から途中解約が認められるようになります。
もちろん違約金発生しません。
オリックス自動車では途中解約された車も中古車リースとして再利用できるのでこのようなことが可能になっているというわけですね。
カーコンカーリース
カーコンカーリースにはもろコミ9(9年カーリース)ともろコミ7(7年カーリース)という2つのプランがあります。
オリックスと似たような感じなのですが、もろコミ9では7年間使用後から、もろコミ7では5年間使用後から途中解約できるようになります。
この時原状回帰のためのお金を負担することはたまにありますが違約金が発生することはありません。
G_U Drive
丸紅エネルギー株式会社が提供しているG_U Driveというカーリースプランでは契約半年後から違約金なしで自由に解約ができるようになっています。
G_U Driveは昭和シェル(出光)と提携しており、ガソリンスタンドでサービスが受けられる用意なっているようです。
あまりメジャーなリース会社ではありませんが、昭和シェルと提携しているならそれなりの規模で事業展開していると思われます。
途中解約を前提にリースを始めるならいいリース会社かもしれませんね。
その他のリース会社
ここでは取り上げませんが、全国展開しているような業者ではなく地元密着型のリース会社ではたまに途中解約可能になっているところがあります。
その多くは中古車リースをしている会社で、途中解約してもリース会社に損害がないようなところですね。
途中解約前提でリースするなら中古車もありだと思うので地元のリース会社を探してみるといいと思いますよ。
まとめ
カーリースでは基本的に途中解約できないようになっていますが、リース会社によっては条件を満たすことで解約できるようになるところもあります。
将来のことは想像しにくいと思いますが、違約金を支払った例にもあるようにカーリースを利用するなら先のことを見越して契約する必要があります。
少なからずその可能性があるという方はあらかじめ途中解約できるようになっているリース会社を探して契約してみましょう。